そんな疑問にお答えします。
私もそう思います。中国製テントと聞くと、抵抗を感じる人も多いでしょう。今まで品質に関して「安かろう、悪かろう」と、あまり評価は高くありませんでした。
でも、ベテランユーザーからの評価を得て、中国製テント(中華テント)は注目を集め始めています。
その中でも進化し続けている。という、キャンプ用品総合アウトドアブランド・ネイチャーハイク(NatureHike)の、調査を開始します。
幅広いラインナップを発表する、圧倒的コストパフォーマンスで噂のネイチャーハイクとは。
ネイチャーハイクが気になる人はこれを見れば語れるようになりますよ。
目次
ネイチャーハイクとは
日本へ本格的に進出したのは2020年秋と、ごく最近です。2010年に中国で創設された「ハイスペックな製品を圧倒的なコストパフォーマンスで」「軽量なアウトドア旅」をコンセプトに、台湾や韓国をはじめ、世界で注目を集めるアウトドアブランドです。
他の老舗ブランドと比べて、日本での歴史が浅いネイチャーハイクはどうやって注目を集めているのでしょう。
不思議に思っていましたが、調べていくうちに驚きの結果が見えてきましたよ。
ネイチャーハイクの特徴と比較
このNaturehikeのテントは、各部の縫製や設計がとても良く出来ており、中国製としては割と信頼できるメーカーです。
小さいテントは何処かの有名なテントに似ているという噂もありますが(笑)
使ってる人にはとても評判が良く人気のメーカーになりました。
耐水性が強い
耐水圧とは、テントの生地に染み込む水に耐える性能値です。数値が高いほど、水の侵入を防ぎます。一般的に普通の雨であれば1500~2000mmで浸水しないと言われています。
しかしネイチャーハイクのテントは3000~4000mmと耐水圧が強い。でも「耐水圧が高いほど、値段って高くなるでしょ」と思っていました。そこをネイチャーハイクは攻めてきます。
素晴らしい実験です。4000mmが暴風雨に耐えるとは。雨女の私が、ソロキャンプ用に買ったネイチャーハイクのテントは、今のところ雨での浸水はしていませんね。
うちの子は優秀で感心します。まあ、実験のように暴風雨の中でキャンプしようとは思いませんが。
ただ、雨に強いのは良いのですが、ネイチャーハイクのテントは濡れたまま乾燥させると、生地が少し縮みます。これは頂けない。
私は濡れたらフライシートを乾拭きして、多少の改善を試みています。次に使うときに設営出来ない程ではなかったので、あまり気にしなくてもいいのかな、とは思います。
耐水圧が高いほど通気性は悪くなります。結露を起こしやすく、夏場は蒸し暑くなります。
テントの乾燥についてはこちら
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耐水圧があるのに軽い
アウトドアを楽しむ人にとって、荷物の重さは重要です。背負ったザックの重さで、設営場所までひーひー言いながら歩くのは、私だけではないはず。
テントは耐水圧が高くなるにつれ、重くなっていきます。生地が厚くなっていきますから。耐水圧3000mmを超えるあたりから軽いもので3~5㎏といったところです。
しかし、ネイチャーハイクは耐水圧4000mmのテントで2459g、付属品が入って2770gと驚きの軽量さです。
なんと軽いテントでしょう。ネイチャーハイクは生地の厚さを20Dなどの記号で表記しています。数字が大きくなるほど生地は厚く、耐久性はあがります。
しかし増えるはずの重量はどこへいったのか、ネイチャーハイクのテントは逆に軽い。
生地の高い性能によって、軽さと耐久性を作り上げているのでしょう。耐水圧の性能が高い点はネイチャーハイクの強みです。
私と同じで雨にお困りの方は、ぜひネイチャーハイクのテントをおすすめしますよ。
コストパフォーマンス
ネイチャーハイクが出している商品と同型のテントを比較してみます。
ノルディスクとの比較
NORDISK(ノルディスク) アウトドア テント アルヘイム19.6 レガシーシリーズ ティピー型 8人用 【日本正規品】 142014 ブランド: NORDISK(ノルディスク)
- 価格:¥140,800
- サイズ:400x400x270cm
- 収納サイズ:99x36cm
- 重量:18㎏
- 素材(フライシート):ポリエステル65%、コットン 35%
- 耐水圧(フライシート):350mm
- フロアー(床付):ターポリン防水100% (取り外し不可)(別売)
出典引用:Amazon
Naturehike ワンポールテント 綿布テント コットン仕様 防水綿のキャンバスの家族のキャンプテント キャンプ 4シーズンコットンベルテント ブランド: Hawk Zing
- 価格:¥69,999
- サイズ:400×400×280㎝
- 収納サイズ:78×28×28㎝
- 重量:18.5㎏(部品と収納袋含まれる)。
- 素材(フライシート):綿布
- 耐水圧(フライシート)1000㎜以下、テント底:3000mm
出典引用:Amazon
北欧の歴史あるアウトドア用品ブランド・ノルディスクと、同じ支柱タイプのテントで比較します。サイズと素材が同型のものを並べてみましたが、確かにコスパは圧倒的ですね。
日本正規品で丈夫だから高いのかと思いましたが、ネイチャーハイクのテントは耐水圧が3倍近くあります。
ノルディスクは通気性を優先したのでしょう。しかし、フロア別売りより、最初からテント底の耐水圧3000mmの方が良いように感じてしまいました。
サイズや素材が同型だったため、重さの比較はできないと思ったんですが、部品を含めた重さ表示のネイチャーハイクの方が若干軽いのでしょうか。
ともかく、価格と耐水圧ならネイチャーハイクの圧勝です。
グランドシートが標準装備
ネイチャーハイクにはグランドシートが標準装備されています。これはありがたい。普通のテントはグランドシートが別売りです。グランドシートのコストを考えなくて良いのは、相当うれしいですね。
ネイチャーハイクのコットンテントを実際に使ってみたユーザー
今回、ネイチャーハイクが販売しているテントにコットン100%の商品を見つけることができませんでした。ポリコットンのテントであればピラミッド型です。
モデルを紹介したかったのですが、なんと品切れで販売していないものばかり。本当にすみません。
実際にネイチャーハイクのコットンテントを購入されたユーザーの動画で、設営と使用感ご紹介します。
ネイチャーハイクのコットンテントを組み立ててみた
家族のアウトドア用に作られた大きめのテントですね。ペグをたくさん打たなければいけないため、設営には手間がかかります。
特徴は上部に通気口と、窓に通気性メッシュ網と防火布が使われた煙の出入り口があって、通気性が優れていることです。
煙突口もあるので、冬にストーブを置く配慮がされています。フライシートの耐水圧はこちらも1000㎜以下、テント底は耐水圧3000mm+で雨にも非常に強いとうたっています。
「雨の日にコットンテントは使えない」と思ってる私にとっては心強いですね。
ネイチャーハイクのコットンテントを使ってみた
上部と下部の二つの通気口で換気しながら使えるのは良いですね。4mサイズだけあって中は広く、家族三人で調理したり、ゲームを楽しんでいます。
私も家族で使うのであれば、確実に候補に入ります。何せ、安くてこの使いやすさなので。内外の温度差は13度でしたが、結露はしていませんでした。
さすがコットンテントさん。
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保証とアフターサービス
保障はしっかりしていて、メーカーも丁寧に対応してくれます。日本メーカーと比べると海外メーカーということもあり、多少は保証に差がでるかもしれませんが。売りっぱなしってことはないので、安心して購入できますよ。
注意
ただし、オンラインストアならオンラインストアに、AmazonならAmazonにと、購入元でなければ対応してくれないので、そこは注意です。
ネイチャーハイクって何?コットンテントは安く手に入る?:まとめ
- ネイチャーハイクとは中国製アウトドアブランド
- ネイチャーハイクの特徴は耐水性、軽さ、価格
- 実際に使ってみたユーザーの設営と使用感
いかがでしたか。中華テントとはいえ、ネイチャーハイクの商品を試してみる要素は十分あると思います。海外メーカーが信用を得るのは難しいですが、性能を立証されると心が揺らぎますね。
コスパが良い=性能が悪いに直結していた私も、考えを改めさせられました。雨女にはぴったりのテントです。