そんな悩みにお答えします。
テントを張って楽しくキャンプをしていたのに、突然の雨でテントが濡れてしまった。濡れたままにしておくとカビや加水分解の原因になるので、すぐに乾かしたい。このまま家には持って帰りたくない。
こんな時「そうだ帰り道でコインランドリーに寄ってみようかな」と思ったことはないですか。そこで気になるのが、「コインランドリーにテントは持ち込めるのか」という疑問。実際のところはどうなんでしょうか。
目次
テントをコインランドリーに持ち込むのはNG
結論からいうとコインランドリーでテントを洗ったり、乾燥したりするのはNGです。私もコインランドリーが頭に浮かんで「良いアイデアだ」と喜んだことがあります。しかし調べてみるとNGだということが分かりました。
NGな理由
テントにはインナーテントなら四隅にある金具、グロメット(ポールの端をひっかける金具)、自在金具(ロープの長さを調節しやすくする金具)などが付いています。
これらの金具が機械の穴に入って折れたり、回転を止めたりして機械の故障の原因になります。最悪の場合、弁償させられることもあります。
また金具がテント自体を痛めてしまうこともあります。少なからず、これらのトラブルが発生しているようなので、コインランドリーは使用しない方がいいでしょう。これはソロテントや2〜3人用の小さいテントでも同じです。
ほとんどのコインランドリーでテントの持ち込みはNGと考えた方がいいでしょう。では濡れたテントを早く乾かすにはどうしたらいいのでしょうか。ちょっとしたアイデアをご紹介します。
テントを乾かしたい時のコインランドリー以外の対処法
コインランドリーはNGとなると、どのように乾かせばいいのでしょうか。今回はベランダや軒先以外で乾かす方法で、私が試してよかったと思う乾かし方を中心にご紹介します。「こんな乾かし方もあるんだ」という発見があれば幸いです。
乾かす目的でデイキャンプに行く
これは日程と天候がそろった時に可能になる方法です。テントを「乾かす」目的でデイキャンプを楽しむというものです。
- 濡れたままのテントをいつまでも放っておきたくない
- 自宅で広げて干すスペースがない
- 明日も休みで予定がない
といった場合に思い切ってもう1回キャンプに行きましょう。あくまで「乾かす」という目的なので、必要最小限の荷物で、やることを決めて行くといいでしょう。
もし連泊できるなら、そのまま次の日もキャンプを楽しんでもいいのではないでしょうか。私は近くの河原でプチキャンプと称して、子供を連れて行くことがあります。川遊びをしている間に乾き、子供も喜ぶのでオススメです。
大きな公園・河原で乾かす
お住まいの近くに大きな公園・河原があれば、そこで広げて干します。芝生があればベターですが、コンクリートや土でも大丈夫です。地面の状態が気になる場合はブルーシートを持って行くといいでしょう。
私は近所の公園で乾かすことが多いです。テントを干す時は陰干しが良いとされていますが、なかなか良い条件の場所が見つからないかもしれません。
そんな時は、直射日光で短時間で乾かすようにしています。テントの生地は乾きやすい素材になっているので、日当たりの良い場所なら比較的すぐに乾きますよ。
風で飛ばされないように、何か重しを持って行った方がいいかもしれません。私は最初、重しを持っていかなかったので、広げたテントが風で飛ばされたことがあります。今はペグを一緒に持っていって、風で飛んだり、めくれたりしないようにしています。
車の上で乾かす
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天気の良い日に車の上に広げて干します。この方法はスペースも気にしなくてすみますし、どこかに移動しなくていいので楽チンです。天気のいい日は車のボディーの熱と日光ですぐに乾きます。
ただし真夏は温度が上がりすぎてテントの生地を痛める原因になるので、短時間で干すようにしましょう。私の失敗談として、テントに付いている金具が車のボディーをうっすら傷つけたことがあったので、その点だけ注意してくださいね。
浴室乾燥機で乾かす
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お住まいに浴室乾燥機があることが条件になりますが、ベランダに干したくない、デイキャンプや公園に行く時間がないという方にはオススメの方法です。
スペースに限りがありますが、干しておけば自動的に乾燥してくれるので、時間のない時や手間を省きたい時に重宝します。
私の自宅には浴室乾燥機がないのですが、浴室の換気扇を回して干しておくだけでも結構乾くので浴室乾燥機がない場合はオススメですよ。
注意点として乾燥機を使って干している間は、
- お風呂に入れない
- 他の洗濯物が干せない
という状態になるので、タイミングをみて実行してくださいね。
テント専門業者の乾燥サービスを利用する
出典引用:クリーニング.com
自分で乾燥してみたけど、上手くいかない、スペースがない、公園とか行く時間もないという方は、専門業者の乾燥サービスを利用するといいでしょう。
濡れたテントを引き取って、代わりに乾燥してくれるサービスです。テントの梱包の手間とサービスの費用がかかりますが、プロにしっかり乾燥させてもらえるので安心です。次のキャンプまでの日程に余裕があれば試してみるのもいいですね。
メリット
- 自分で作業しなくていい
- 干すスペースがなくてもいい
- 乾燥に失敗がない
デメリット
- 費用がかかる
- 仕上がりまで時間がかかる
乾燥サービスを行っている業者を紹介します。乾燥以外でも撥水加工やUVカット加工などのサービスもあるので気になる方はチェックしてみてくださいね。
スノーピークアフターサービス
出典引用:スノーピーク
スノーピーク製品のみの取り扱いになります。店頭受け付けも行っているのでチェックしてみてはどうでしょうか。私は、このようなサービスがあるのなら、次に買うテントはスノーピークにしようかなと思ってしまいました。
詳しくはコチラクリーニング.com
出典引用:クリーニング.com
テントクリーニング専門のお店。メーカーに関係なく利用できます。クリーニング専門店ならではの設備で数多くの実績もあるようです。汚れが酷かったり、防水性能が落ちてきたと感じていたら、一度専門の業者に出して、しっかりメンテナンスしてもらうのも良いかもしれませんね。
詳しくはコチラ
テントを乾かしたいけどコインランドリーはNG!?他の方法はある?:まとめ
- 結論としてコインランドリーはNGなので利用しない
- コインランドリー以外の乾燥方法
- 専門業者の乾燥サービスを利用してみる
テントをコインランドリーに持ち込むのはNGです。トラブルの原因になるので絶対にやめましょうね。濡れたテントを乾かしたい時は、ここで紹介した方法を試してみてください。
テントにとって1番よくないことは濡れたままにすることです。できるだけ早く乾かすことを心がけて、テントを長持ちさせてくださいね。