そんな疑問にお答えします。
キャンプのメインイベントといえば焚き火ではないでしょうか。
私もキャンプで一番楽しみにしているのが焚き火です。焚き火を見ていると癒されますし、ご飯もよりおいしく感じるんですよね。
注意ポイント
いろいろな楽しみ方ができる焚き火ですが、やはり「火」に対しては注意することがたくさんあるのです。
やけどや火事といった危険なトラブルが起こる可能性があります。
自分がやけどをしたり自分のテントが燃えてしまうだけならまだましです。
他人を巻き込むトラブルにもなりかねないので、しっかり注意点を抑え安全に焚き火を楽しんでくださいね。
焚き火の魅力
キャンプといえば焚き火ですよね。
起こした火を使ってご飯を作ったり、お湯を沸かしてコーヒーや紅茶を飲んだり、のんびりと炎を眺めたりたくさんのことを楽しめます。
さらにリラックス効果もあると言われています。
リラックス効果
波の音や風の音など自然界の「揺らぎ」に人は癒しを感じるそうです。
パチパチと薪が燃える音は日常のストレスを忘れてリラックスできるのです。
リラックスする時間が欲しいと思っている方は焚き火おすすめです。
私もキャンプの中で焚き火が一番の醍醐味だと思っています。
しかし、焚き火はやけどや火事など注意しなければいけないことがたくさんあります。
ここからは焚き火を最大限に楽しむために気をつけるべき注意点をご紹介します。
テントとの距離に注意
焚き火では火の粉が舞うことがあります。テントについたら大変です。
焚き火の火の粉で穴が空いてしまったり、ひどい時にはテントが全焼してしまう可能性もあります。
テントの素材が関係している
ポリエステルのような化学繊維で作られているテントは、機能性が高く使い勝手がよいのですが、火にとても弱いのです。
テントと同様に、タープも同じ化学繊維で作られているものが多いので気をつけなければいけません。
少し雨が降っていたりすると、タープを張りその下で焚き火をして周りに椅子を置いたりする状況があると思います。
その気持ちはわかりますが、タープに穴が空いたり全焼してしまったりと大事故に繋がります。
ポイント
できるだけ距離をとるようにしましょう。
テントから3メートル以上間隔を空けておくと安心です。
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できるだけテントの近くで焚き火を楽しみたいのであれば、火の粉に強いコットンテントやポリコットンテントを使用するのもおすすめです。
コットンで作られているテントは火の粉が飛んでも穴が空きにくく、急に燃え広がったりすることもありません。
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洋服に注意
テントやタープ以外でも化学繊維で作られているものはたくさんあります。自分の身に1番近い洋服です。
気がついたら洋服に穴が開いていたという経験ありませんか。
アウトドアウェアは機能性に優れている分、火に弱い場合が多いのです。
化学繊維で作られている洋服は、焚き火によって火の粉が服につき、すぐに溶けて穴があいてしまうのです。
私も初めてのキャンプの時はジャージを着ていたんです。汚れても良いものと思っていたのでしょう。
焚き火は本当に楽しみにしていたので、火を囲んで友達と話しに夢中になっていたらいつの間にか穴があいていたということがありました。
ポイント
コットンやウールの天然素材は穴が開きにくい素材。火の粉がついてもすぐには燃えないので、さっと払いましょう。
また燃えにくい難燃素材のものも焚き火に最適です。
デニムやチノパンなどコットンが多めに含まれているものは燃えにくいですよ。
風が強い日は焚き火NG
焚き火をする場所に注意を払っていても、風が強い日は火の粉がさらに飛んでしまう可能性があります。
火の粉がついてテントが燃えてしまう可能性が高くなります。
自分のテントが燃えてしまうのも大変な事ですが、周囲の方のテントへ火の粉が飛んでしまったらもっと大変です。
ポイント
風に煽られることにより予想以上に炎が大きくなったりします。
火傷の危険性もあがるので、風の強い日は焚き火を行わないようにしましょう。
迷惑をかけたり、ニュースになって大ごとになってしまうかもしれません。
自然の変化や状況に応じて周囲の方のことも考え、判断と対応をする必要がありますね。
火の始末はしっかりと
焚き火は後始末がかなり重要です。
火事になる危険性がある
火種をそのままにすると、火事になる危険性があります。必ず灰になるまで燃やしきりましょう。
水だけにたよるのはNG
燃えている途中で水を使って消してしまうと、熱によって水が水蒸気になり、その熱でやけどをする場合もあります。
そして、水をかけただけでは炭の火は消えないのです。
水をかけると消えているように見えるのですが、中心部はまだ燃えていることが多いです。
突然再燃する可能性もあります。かなり危険ですので、水をかけての消化はしないようにしましょう。
わたしは水をかければいいと思っていたんですが、火がついた炭は水をかけただけでは消えないんですよね。
間違った片付け方では、自然にダメージを与えてしまう可能性もありますし、他人への配慮に欠けマナー違反になる場合もあります。
後片付けまできっちり行うのが焚き火のマナーです。
灰になるまで燃やしきる
もっとも理想なのは眠る前または撤収時間までに薪を燃やしつくし灰にしてから捨てることです。
灰はそのままにせず、キャンプ場の指示に従って処理をするようにしてくださいね。
ポイント
寝る前や撤収する時間までに燃やしつくせるよう薪の量を調整しましょう。
パッと見た感じで火はついていないので、そのまま寝てしまったことはありませんか。
私も初めてのキャンプの時は疲れてしまって焚き火の処理のことまで頭が回らず、火は見えなかったのでそのまま寝てしまったことがありました。
その時は特に危険な目に合わずに済んだのですが、大変危険です。
風が吹いて飛ばされてきたものに引火する可能性があります。
完全に火が消えたことを確認したうえで、それでも熱さを感じる場合は少量の水をかけるようにしましょう。
火消し壺を使用
炭は簡単に火が消えません。炭や灰を入れて片付けられる「火消し壺」を用意しておくのもおすすめです。
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壺の中に使用した炭を入れると、徐々に酸欠状態になり消火されるのです。
燃えるためには酸素が必要なので、酸素を無くすことによって勝手に燃えないようにします。
ポイント
水を使わずに短時間で消火できる。
手間なく再利用できる。
火消し壺を使用すれば、一度着火した炭でも繰り返し利用することができます。
水をかけてしまうと、乾燥させたり干したり再利用可能な状態になるまでかなり時間がかかってしまうのです。
ごみを増やさないというのも良いですよね。
自宅で火をつけたまま寝るなんてこと怖くてできないと思います。テントは家と同じです。
しっかり火の元をチェックし安全にキャンプを楽しみましょう。
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キャンプで焚き火をする時の注意点!テントとの安全な距離は? :まとめ
焚き火の魅力
- リラック効果がある
テントとの距離に注意
- 最低3mは間隔を空けるようにする
洋服に注意
- コットンで作られているものを着る
風が強い日は焚き火NG
火の始末はしっかりと
- 灰になるまで燃やしきる
- 火消し壺を使用
焚き火の注意点をしっかり理解し、より安全に焚き火を楽しんでくださいね。
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