暗い部屋。そう言われればそうかも知れません。
夏のキャンプはかなり暑いですよね。家族みんながキャンプ好きなら乗り越えられますが、そうでない人にとってはちょっと我慢しないといけない場合もあります。
私の家族は、夏は「暑い」「ベタベタする」「日焼けする」「熱中症が心配」「虫が出る」などいろいろなことを好き勝手に言ってます。
世間的にも暑さ対策のニーズがあり、世界のコールマンから「ダークルームテクノロジー」が発売され、それから数年が経ちます。
そしてダークルームテクノロジーはかなりの高評価を得ているのです。
ここでは「ダークルームテクノロジー(以下、ダークルーム)」がどのようなものなのか、そしてどのような効果があるのか、どのような商品があるのかを紹介します。
ダークルームとは何でしょう。
ダークルームは2018年にコールマンから発売されたテントのシリーズですが、日光を90%以上ブロックし、紫外線も99.99%遮ってくれるという超画期的なテントなんです。
日光をブロックするおかげでテント内の温度の上昇を抑え、とても過ごしやすい場所を提供してくれています。
今では改良が進みダークルームがリビングにも追加されたので、気温が上がる季節もさらに快適に過ごせるようになりました。
天井部分が2重になるなど雨風への耐久性と涼しさが格段に向上しています。
そう、ダークルームは今も進化し続けているんです。
私もダークルームに入った時に「おっ、影が濃いなぁ」「ねぇ!涼しくない?」と驚きました。
真夏のテント内は過ごせたものではありませんが、ダークルームが開発されたことで格段に過ごしやすくなったと言えますね。
キャンプ場で隣の方がダークルームだったら、せっかくなので仲良くなって、ちょっとだけ入らせてもらって体感させてもらったほうがいいですよ。
ダークルームテントの特徴とは
ここでは、ダークルーム仕様のテントについてどのような特徴があるかをお伝えしていきます。
フライシートの生地は従来のものに比べてかなり厚めになってます。薄いと光を通すし熱も入りますからね。
フライシートの外側が光や熱を反射する感じのシルバーっぽい感じになっている。
アウターとインナーの内側は2つとも黒で、かなり遮光している。だから涼しい。
コールマンがいうには「最大温度差13.5℃」とかなり衝撃的な結果がある。
このようにダークルームは、日光の透過を防ぐ事でテント内の温度上昇を大きく抑えることができる、素晴らしい技術と言えます。
夏の朝はセミがミンミン鳴き、それと同じように気温もグングンが上がりますね。普段なら暑くて汗をかきながら目覚めるところですが、ダークルームはそれがありませんでした。
そして、ダークルームは日中でも寝れそうな暗さなので嬉しい限りですよ。
ポイント
コールマンでは「睡眠=涼眠」をコンセプトに作られています。
特にファミリーが「夏のハイシーズン」にいかに快適に使えるか考えられているところが、コールマンのこだわりを感じられますね。
そしてもう一つ。夏の暑さだけではありません。「四季を通じて(4SEASON)」使えるテントということも考えられています。
4SEASONとは
「春の風にも強い」フレームをクロスさせることで耐久性アップ。
「夏も涼しくて快適」コットンインナーテントで通気性が良い。
「秋の雨(梅雨も)」でもインナーテントがあるので濡らさず撤収できる。
「冬はフルスカート」で冷気をシャットアウト。
こんなことも追及されているんですね。
私は冬は庭テントが多いんですが、寒い時期はやっぱりっ寒いんですよ。
庭で火を焚いて、お湯沸かして「温かいもの飲む」とか「カップラーメン食べる」とかこれくらいのことで満足しています。
「キャンプごっこ」と言われてもいいんです。だって、それでも気分がいいから。
スカートが無いテントだど冷気も入ってきやすいので、冬場のことなどを考えたらスカート有りのほうが有効ですよね。
使ってみた感想や反応
それではここからは、実際にダークルームを使用されている方の反応をご紹介します。
Twitterでの反応
- 暗いから朝までゆっくり寝れます。
- 自宅と違い夜明けでも明るく感じるけど、夜が明けてもわからないくらい暗いからぐっすり。
- 店員さんは「冬には向かないかも」と言っていた。暗いし温まらないから?
【出典引用:Twitter】
このように、ほとんどの方が暗さを十分確保していること、夜が明けるまでぐっすり寝られることをつぶやいておられます。
冬場に向かないかもというのは、日の低い冬場は熱を遮蔽してしまうので、太陽光で温めるというのは期待しにくいということですね。
でも、寒いときには火を焚いたり防寒着・暖房器具持っていきますよね?それで十分ですよ。もしくは夏と冬でテントを使い分けるという方法もアリです。
youtubeから
- 暗いから日没前から照明が必要になる。でも暑さに比べたらいい。
- 夏だけど、風通しを良くすれば本当に過ごしやすい。
- 90%の遮光。99%のUV(ママもいいね)
- 夜は中の光が全く漏れない。影も映らない。
- 照明は少し多めにあったほうがいいかもしれない。
- 気に入ってる。特に夏場はいい。
- 中と外では体感温度が全然違う。
- どの検証でも5度くらい違う。「影が濃い」
- このシリーズのタープ?パーティシェイドと壁があれば夏のデイキャンプとか超いいんじゃない?
【出典引用:youtube】
youtubeでのコメント欄などを参考にさせてもらいましたが、高評価な意見がかなり多かったです。
遮光されるのでテント内では早い段階から照明ががあったほうがいいですが、夜には必ず照明つけますからね。ちょっと早くつけるだけのことです。
夜にテント内で着替えていたらシルエットが外に丸見えですよね。私はもいつも忘れており、外の家族から「見えてるよ」と冷たく言われます。
ダークルームは中の光も外に漏れないので、私の嫌なお着換えシーンを振り撒かずにすむのは助かります。
世間ではダークルームについて、暗さ・寝れる・涼しいという口コミが多い結果でした。
ちなみに温度の実験の様子もありましたので、参考にしてみてください。
テントやタープなどの紹介
ここではダークルームがどのようなラインナップがあるのかご紹介したいと思います。2ルームだけではなく、ソロやタープなども併せてお伝えいたします。
タフスクリーン2ルームハウス+
2ルームといえばタフスクリーンシリーズ。1人で2ルーム、2人で2ルームもいいかもしれませんが、やはりファミリー向けという感じです。
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リビングと寝室が分かれているのでプライベートも安心ですし、リビングもメッシュにすれば虫から避難できるので虫対策も有効ですよ。
ツーリングドーム/ST+
ツーリングのスタイルにちょうどいい設計になっています。
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うちは娘ばかりなので、娘と2人でツーリングはなかなか実現しないんですが、インスタのように息子さんがいる家庭では「息子と2人で」というのもいいですね。
男は友人とキャンプに行くことが多いと言われていますが、息子と男同士の話ができるのもまた「夢」があって私も憧れます。
クイックアップIGシェード+
ポップアップテントの1つで女性でも簡単に扱える手軽さがあります。キャンプだけでなく、庭や公園で簡単に広げられるのがいいです。
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私も子どもが小さいときによく公園に連れて行ってました。だって、家にいても暴れるし、うっぷん溜まるし、夜も寝ないし。
大小いろんな公園がありますが、イス・屋根・木陰などいろいろスペースがあったり、なかったり。他の利用者も多いので場所がないこともしばしば。
「あ~やっぱりテント持ってくればよかった」と思うことが何度も。
このタイプのテントなら、影・座る/寝る/ゴロゴロ・食べる・着替え・ママパパ避難所というのが簡単にできますね。
1人で公園に連れていくときにはかなり役立ちますよ。
スクリーンIGシェード+
ドーム型で少し小型のもの。ファミリーサイズで、意外に組み立てもしやすいと人気。
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私は「ピクニックに持っていきたいなぁ。」「庭BBQの時もいいなぁ。」「庭の水遊びの時にも自分の避難所としてもいいなぁ。」こんな感覚です。
パーティーシェードライト/360+ ・ インスタントバイザーシェード/M+
これらがあることで更に快適になります。組み立てがしやすいので、ヘキサタープを張るのが苦手な方には特ににおすすめします。
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デイキャンプなどは、これだけでもかなり過ごしやすいです。サイドの幕も付け替えできるので、朝夕の「斜めの日差し」から、暑さ・眩しさを避けることができたのも嬉しかったですね。
XP ヘキサタープ/MDX+
ダークルームのタープはGood。影が濃いのでタープの下でも過ごしやすいです。他社のタープと比べる価値は十分にあります。
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タープ張れる方はタープ張ってください。それは「タープのほうがカッコいいから」という、またもや個人的な理由です。
テント・シェード、他にもギアはたくさんありますが「必ずテントが必要」ということはありませんもんね。荷物が多いし「今日はタープだけでいいか」というときもあると思います。
うちも「とりあえず屋根と影は作ろう。そしたら何とかなる」というスタンスです。
このようにダークルームにおいてもたくさんの種類のギアが準備されています。これだけの機能があれば「あれも、これも」欲しくなってしまいますね。
クイックアップドーム
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上で「クイックアップIGシェード+」を紹介しましたが、こちらもポップアップ式のドームです。
私もこれは知らなかったんですが、紹介のyoutube動画を見つけて衝撃を受けました。なので動画を貼っておきます。
簡易・お手軽・気楽・ライトとでも言ったほうがいいかもしれないですね。こんな気の張らないキャンプやピクニックもいいですね。(私が動画に踊らされているだけでしょうか?)
キャンプに行けばテントを張る楽しみがあるのも確か。でも「テント張るのめんどくさい」「わからない」という方もいます。
テントは持っていきたいけど「それより本当は外で食べ物作るのほうが大好き」など理由は個々でそれぞれ。ポップアップで時間を有効に使うという方法もアリですね。
うちはキャンプ場の炊事場で食材を「洗う」「切る」「下味」とかするには、手間と水と場所と時間がかかるので、そういった下ごしらえは自宅で済ませていってます。
「そこでやるのががキャンプじゃない?」という方もいますが、私はそういうスタイルではありません。やっぱり個々で違うものですよね。
’’いつまでもある時間’’ではないので、楽しみたいことをとことん楽しめるようにしたいものです。
子どもたちは夜にテントの中で、普段できない「人狼」や「なんじゃもんじゃ」などのカードゲームをしてます。
私は「ずっと火に当たってる」「火を見つめながら空想や妄想する」とか。普段自宅では行わないことが多いような気がします。
脱線しましたが、ポップアップテントも手軽な時間づくりの方法の一つということをお伝えしました。
コールマンテントは2ルーム! ダークルームは炎天下でも5℃涼しい:まとめ
ここまでコールマンのダークルームテクノロジーについてご紹介してきました。
夏キャンプは「暑い」「蒸される」「寝苦しい」「早朝から目覚める」「日焼け」などいろいろありますが、ダークルームはそういったものを克服できる機能を搭載していることをお伝えしました。
快適性を求めているため雪山には持っていかれないようなタイプですので、厳しい環境での使用はあまりおすすめしません。
ですが4シーズン使用できるコンセプトになっているので、ファミリーの普段使いにはもってこいなのではないでしょうか。
買い替えで「涼しく過ごしたい」「キャンプでも安眠したい」などを考えておられる方は、ダークルームを検討してみてはいかがでしょうか?