そんなアナタのお悩みを解決します。
薪ストーブって、他の暖房器具よりも火の温もりが感じれて最高ですよね。
薪ストーブの窓から見える炎に癒されます。
私も冬キャンプの時の暖房は薪ストーブ派です。
底冷えするテントの中、薪ストーブに火を灯し、ストーブの熱を利用して沸かしたお湯でコーヒーを入れ、心も体も温まる。
冬キャンプの醍醐味ですよね。
そんな薪ストーブとテントはどんなものを使ったらいいのでしょうか。
使用時の注意事項も交えて、ご紹介していきます。
目次
薪ストーブの種類
いろいろな形の薪ストーブがありますが、テント内で使用するときは煙突がついていて、排気ガスがテント外に出ていく様になっているものを選びましょう。
薪ストーブの排気ガスがテント内で充満すると、一酸化炭素中毒になり、最悪の場合、命を落とす危険性があります。
一酸化炭素は無色無臭の気体なので人間には検知する事ができません。
薪ストーブを使用する時は、一酸化炭素濃度計も忘れずに。
比較的安価なものもありますが、肝心な時に動作しなかったり、必要のない時にブザーが鳴りっぱなしになったり等、センサーの確度が悪いものが存在します。
ですので濃度計にはある程度予算を割いたほうがいいでしょう。
上記のものは一酸化炭素濃度を可視化してくれるので今の一酸化酸素濃度の状況を知りたい方にはおすすめです。
もう一つは世界的に有名な企業、ドイツのテストー製の一酸化炭素濃度計です。
精度が高く、しきい値を超えた場合にアラーム音で知らせてくれます。
上記のものはストラップがつけれるようになっているので、テント内に吊るす事が可能です。
一酸化炭素は空気より軽いので頭の位置くらいにセットするのが良いでしょう。
以上の点を踏まえると、一酸化濃度計は精度が高く、吊るせるものが確実です。
命に関わる事なのでここは手を抜けないですね。
足元に設置とかだと濃度計が危険値を検出する頃には既に自分が一酸化炭素を吸い込んでしまっている状態ですからね。
オススメの薪ストーブ
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それではここから私が厳選した薪ストーブをご紹介します。
実際の使用感も含めてお伝えしていきますね。
HONMA ホンマ製作所 ステンレス ストーブコンロセット APS-48DX
ステンレス製ですのでサビに強いですね。
オフシーズンの時の保管時に錆びにくいでしょう。
小さいですが意外と大きめの薪も入り、十分に温もる事ができます。
ANEVAY Frontier Stove Plus
イギリスのキャンプ用品ブランドですね。
丸みを帯びたデザインがおしゃれ。
本体の平たい箇所の上にポットが置けたりするのでコーヒー用のお湯が用意できて一石二鳥ですね。
Gstove Heat View
ノルウェー発の薪ストーブです。
根強い人気があり、ステンレス製でサビに強いモデルです。
見た目もおしゃれですし網に薪を置いたり、他にもやかんなどいろいろなものを置けたり。
更にはパンを置いてストーブの輻射熱で炙ってみたり、使い方は工夫次第で無限に広がります。
夏季に湿度の高い環境になる日本では、保管時のことも考えると、ステンレス製の方がサビに強く長持ちする傾向にあります。
スチール製はやはり保管中の条件が悪いと錆びてしまいますから。
シーズンオフの知らず知らずの間に錆びてしまって、いざシーズンが到来して使おうと取り出したら錆びていた…では悲しいですからね。
薪ストーブが使えるテントの種類
素材だったり、テントの形状だったり、いろいろな種類がありますが最も大事なのはテント上部にベンチレーション(換気口)がついているものを選びましょう。
一酸化炭素は空気より軽いので万が一テント内で発生してもベンチレーションから抜けていってくれます。
ですが念の為に一酸化炭素濃度計は用意しておきましょうね。
テントの生地については大まかに4種類ほど存在します。
- ナイロン
- ポリエステル
- コットン(綿)
- T/C(ポリコットン)
ナイロンはとても軽く、登山用に使用されています。
雨などの悪天候に対しての耐性はありますが熱には弱く、火の粉がかかると溶けてしまいます。
ポリエステルは一般的なテントの生地になりますがナイロンと同じく熱には弱く、火の粉がかかるとすぐに溶けてしまいます。
コットンは他の生地に比べて火に強く、火の粉がかかっても溶けはしません。
ですが雨に対する耐性はなく、雨水は生地に染みこんでしまいます。
T/Cは別名ポリコットンとも呼ばれ、ポリエステルとコットンを混ぜて作られた生地で両方の良いところを足し合わせた性質を持っています。
雨水はある程度弾きますし、耐熱性もコットンまでとはいきませんが問題ないレベルになります。
ですので薪ストーブ用のテントを選ぶ際はコットンかT/Cの生地を選ぶと良いでしょう。
オススメの薪ストーブが使えるテント
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それでは私が厳選した薪ストーブが使えるテントをご紹介します。
こちらも実際の使用感も含めてお伝えしていきますね。
ノルディスク アルフェイム
デンマーク発の世界的に有名なアウトドアブランドです。
こちら、天幕に薪ストーブ用の穴はないのですが自作して開けてる人が多いです。
横から煙突を出すスタイルの方も多く見受けられます。
布製なのでストーブから火の粉がかかっても溶けたりする事がないので長持ちしますね。
YOKA TIPI
日本発の2015年に発足したアウトドアブランドです。
薪ストーブ用に煙突用の穴が空いているので加工しなくてよく、そのまま使えます。
ワンポールテントなので設営が簡単で時間短縮になりますね。
キャンプは意外とやる事が多いので、すぐ日が暮れちゃいますからね。
Mt.SUMI StoveTent Nona T/C
日本のアウトドアブランドです。
薪ストーブを使う為に設計されていて、煙突用の出し口が六箇所も空いています。
これなら薪ストーブを中央に配置したり、テント端に設置したり、様々な使い方に対応できますね。
T/C素材を使用しているというのも、薪ストーブを使った時に起こりがちな結露をある程度防げるのがいいですね。
これを選んでおけば間違いない!おすすめ薪ストーブ&テント厳選!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
やはりテント内で薪ストーブを使うのはまさに冬キャンプならではですし、薪ストーブに心も体も温められて時間を濃密に過ごす事ができますよね。
ですが、火事には気をつけないといけません。
テントを使用するロケーションとしては山中が多く、落ち葉もあり乾燥していることも多い為、ちょっとした不注意で発生した火があっという間に燃え広がって山火事になることもあります。
せっかく楽しみに来ているのに大惨事になってしまったではシャレになりませんよね。
過失の度合いによっては罪に問われることもあります。
火の元、一酸化炭素中毒には細心の注意を払う必要がありますが、
この冬、テントに薪ストーブインストールにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
くれぐれも火の元には注意し、就寝時は必ず消火してから寝る様にしましょうね。