キャンプで楽しく使っているテント。回数を重ねるごとに汚れてきますよね。洗いたいなと思いつつ、スルーしてまう今日この頃。テントを洗うって大変そうなイメージがあります。
でも、手順と流れを頭に入れてイメージできれば、案外とりかかり易くなります。汚れを放っておくとカビや異臭の原因にも。私は汚れを放っておいて、カビが発生し一度痛い目にあっています。
今回はテントの洗い方の手順からコツまでご紹介します。洗って、メンテナンスをすればテントの寿命も長くなり、無駄な出費も抑えられますよ。
目次
テントの洗い方手順
細かなチリや砂などをおとす
キャンプをしているうちに、砂や灰、食べ物のカスなどの細かいゴミが溜まってきます。特にインナーシートは知らない間に結構汚れていたりするんですよね。
私はテント内でよくお菓子を食べますので、洗おうとした時にこんなにこぼしていたのかと、驚くことがあります。
コツとしては、内側を裏返して表向きにして、バサバサとはらったり、粘着シートのコロコロするやつで掃除するといいですよ。パンパンと叩いてやるだけでも、ずいぶんちがいます。ここで取れる汚れをしっかり取っておくと、後の作業が楽になります。
水で汚れを洗い流す
チリやホコリが取れたら、次は水で洗います。全体的に水で洗い流してください。テントを洗う場所に困るかもしれませんが、私のオススメはお風呂の浴槽。洗ったテントが地面について汚れないのでいいですよ。シャワーもあるので作業がし易いと思います。
ただし、家族がおられる場合は許可をとってからやりましょう。私は勝手に使い、怒られたことがあります。
汚れが酷い箇所は中性洗剤を薄めたもので
汚れが落ちにくい箇所は、中性洗剤を薄めた水で洗浄剤を作り、雑巾やスポンジを使って擦ります。あまりゴシゴシ強く擦ってしまうと、撥水・防水のコーティングが取れてしまうことがあるので、擦る時は「やさしく丁寧」を心掛けましょう。
私の場合、それでも汚れが落ちにくい箇所は、その部分だけしばらくつけ置きしておきます。こうすると汚れが落ち易くなるのでオススメですよ。
出典引用:楽天市場
食器用の中性洗剤で全然OKです。このフロッシュはキャンプ場に持って行っても、馴染んでくれるデザインなので気に入っています。
水でしっかり洗浄剤を洗い流す
中性洗剤で洗い、汚れが取れたら、しっかり水で洗い流します。ここで洗剤が残っていると、乾いた時にシミのような模様がつくことがあるので注意してください。
私は水でしっかり洗い流せていなくて、テントに変なシミがついてしまった事があります。しっかりと洗い流しましょう。
乾いた布で水分を拭き取る
水で洗い流したら、テントが含んでいる水分を乾いたタオルなどで拭き取っていきます。ここで注意点なのですが、洗濯機での脱水や乾燥は絶対にやめましょう。
テントの素材は水を通さないようになっているので、水気が飛んでいきません。またチャックなどの金具類がついている為、破損や洗濯機の故障の原因になります。
乾いたタオルで水分を取っておくと、次の陰干し工程の時間を大幅に短縮できます。すごく大切なポイントなので必ず実行しましょう。ここまでは洗い方の手順でした。次は乾燥です。この乾燥は最も大事なポイントになります。
風通しの良い日陰でしっかり乾燥させることが大切
ここまでがんばって綺麗に洗っても、この乾燥をおろそかにすると今までの苦労が水の泡にもなりかねません。
とにかく完全に乾くまで干しましょう。直射日光で乾かすと紫外線でテントの生地が劣化する恐れがあるので、陰干しがベストです。ここでのポイントは「完全に乾かす」です。もう一度言います。「完全に乾かす」です。
少しでも生乾きの状態で収納してしまうと、カビや異臭の原因になり、テントの寿命が短くなる恐れがあるので、しっかり乾かしましょう。
しっかり乾燥させるメリット
- カビ・異臭の発生を抑え衛生的
- テントを長持ちさせることができる
- 次使うとき気持ちいい
洗ったら同時にやっておきたい事
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洗って乾燥が終わったら、もう一踏ん張り。次のようなメンテナンスをすることで、テントの寿命が長くなります。
撥水・防水スプレー
テントを洗ったことで防水効果が落ちていることもあるので、この時に撥水・防水スプレーでメンテナンスしておきます。水切れがいいと、雨の日の撤収作業も楽になります。
出典引用:楽天市場
ジッパーにもスプレー
ジッパーの動きをスムーズにしてくれるスプレーも同時にやっておくといいでしょう。私はこのような商品を最近知ったのですが、もっと早く使いたかったと思うくらい動きがスムーズになりました。
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ベグとポールも洗浄
ついでにペグとポールも綺麗にしておきましょう。軽く拭いたり、汚れを洗い流したりしてテントと一緒にしっかり乾かして収納します。次のキャンプで気持ちよく使えますよ。
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クリーニングに出すという選択肢も
出典引用:テントクリーニング.com
もし自分で洗うことに抵抗があるなら、クリーニングに出すという手もあります。ただしクリーニングに出すとそれなりの費用がかかります。
テントクリーニング専門の業者もあるので、検討してみるのもいいかもしれませんね。クリーニングのみなら、料金はフライシート6,600円、インナーテントだと7,700円くらい。テントの種類や大きさによって変わります。
撥水加工やUV加工などの追加オプションもあり、こちらは別途料金が発生します。こちらの業者さんは実績がありますので、ぜひ見てみてくださいね。
詳しくはコチラ
テントの洗い方ってどうやったらいいの?手順からコツまでご紹介!:まとめ
- テントの洗い方の手順。コツは「やさしく丁寧に」
- しっかり乾燥させることが大切。「完全乾燥」させよう
- 洗ったら同時にやっておきたいこと。「メンテナンスで長持ち」
- クリーニングに出すという選択も「お財布と相談」
テントを一度自分で洗っておくと、いざという時に慌てなくて済みます。汚れたテントを自分で洗ってみるとテントに愛着が湧きますよ。
洗って綺麗にした状態でメンテナスをすれば長持ちしますし、次のキャンプが実に気持ちの良いものなります。汚れが目立ち始めたなと感じたら、次の休みにテントを洗ってみてはいかがでしょうか。