そんなあなたの疑問と悩みにお答えします。
寒い冬のキャンプ、暖房器具をテントに持ち込んで暖房をするものの、いつまで経っても温もらなかった事ってありませんか?
私もキャンプを始めたての頃薪ストーブをテントに持ち込んで火を焚いたものの、全然温もらなくて困った事がありました。
その時に気づいたんです。
私のテントの裾は地面から浮いていたんですね。
そこから隙間風が入ってくるので全然温もらないんですよ。
私はそれに後で気が付き、その時のキャンプは大変寒い思いをしました。
実はテントには、裾の部分にあるものがついているモノとそうでないモノがあるのです。
そのあるモノとは。
そう、テントスカートです。
今回はそのテントスカートについてご紹介いたします。
目次
テントスカートって何?
夜になり気温が下がってくると、テントが底冷えする寒さを感じる時ってありますよね。
テントが底冷えしたり隙間風が入ってくるのは、テントの裾が地面から浮いているからです。
そのテントの裾と地面との隙間を埋めてくれるもののことを、テントスカートと言います。
テントスカートがあることによって隙間風や底冷えを防ぐ事ができます。
テントスカートのメリット
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テントスカートがなく裾が地面から浮いている場合、裾が汚れにくく、メンテナンスが楽ですが、その反面隙間が多いので寒いというデメリットがあります。
夏はこの隙間から風が入り、涼しく快適なのですが、冬になるとそれが災いして隙間風がテント内に侵入してとても寒いです。
テントスカートはその隙間を埋めることによって、テントに入る隙間風を軽減してくれます。
特に冬の寒い時期はテントスカートがあるかないかで暖かさが全然違ってきます。
別名マッドガードとも言われていて、夏のゲリラ豪雨時にもインナーテントへの泥の跳ね返りを防いでくれます。
テントスカートのデメリット
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そんなメリットの多いテントスカートですが弱点もあります。
地面と接触しているので、些細なことで生地が濡れてしまい、使用後の乾燥に時間がかかります。
夜露が発生した場合、テントスカートにも結構夜露がつくのでこれも乾燥に時間がかかってしまいます。
テントの天幕は乾いているけど、テントスカートだけがまだ乾いていない。
という事がよくあります。
そしてテントスカートを捲る事ができないタイプのテントだと、夏は下からの隙間風が入ってこないので暑いです。
テントスカートが捲れるタイプのテントだとシーズンや気候に合わせて使えるので便利ですね。
オススメのテントスカートのあるテント4選
それではここからは、私オススメのテントスカート付きのテントをご紹介いたします。
実際の使用感も含めてお伝えしていきますね。
天幕デザイン サーカスTC
こちらのテント、大人気でどのキャンプ場にも必ずこのテントを使っている人がいると言っても過言ではないほど。
テントスカートもついていますし、何より薪ストーブをインストールする事が可能なのです。
暖房器具を使用するにおいてテントスカートがあるかないかでテント内の温まりが全然違ってきます。
その点このテントはテントスカートがついているので暖房器具もよく効きますので、冬キャンプにもってこいですね。
ヨカ ティピ
ヨカは日本のアウトドアブランドです。
こちらのテントは薪ストーブの煙突を突き出せるように穴を開けてあるのでまさに薪ストーブに打って付けのテントです。
ティピー型のテントはペグを打つのも数本で済み、真ん中のポールを立てるだけで完成するので設営が短時間で済みます。
冬のキャンプは暖房器具だったり、兎角荷物が多くなりがちで、準備に時間がかかります。
設営に時間がかからないのは時短になって嬉しいですよね。
ハスキー ファイター
ハスキーはチェコのプラハで1997年に設立されたアウトドアメーカーです。
耐水圧7000mmを誇る登山向けのテントで、構造上風に強く、テントスカートもついているので底冷えにも強いですが、風通しも良く作られています。
風雨に耐える設計なので天候の悪い時などには安心ですね。
悪天候にあえて望みたいチャレンジングな方にオススメです。
WHOLE EARTH アーストリッパー2.0
こちらのテントは前室があり、開放的なリビングとして使用することもできますが、締め切ることにより、風雨を防ぐこともできます。
そしてテントスカートがついているので前室の暖かさも逃げません。
前室と寝室を分けてキャンプを楽しみたい方にはオススメです。
テントスカートを自作するのもアリ
お気に入りのテントスカート付きのテントを見つけられない場合は、自作もアリです。
テントスカートのないテントに自作のテントスカートを取り付けている方もおられます。
自作されている方はクリップ等でテントスカートを止めて使っている様ですね。
そして自作の場合は、テントスカートだけ取り外して洗えるので大変便利です。
乾燥もテントとは別で行えるので、場所も取りにくく乾かしやすいんですよね。
オススメの自作用シート
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それではここからは、私オススメの自作用シートをご紹介いたします。
これらの生地をお持ちのテントと地面との隙間より5cmほど長めの幅に切り、クリップ等を使用してテントに止めます。
銀色のシート
一番目立つのは銀色のシート。
裾の部分を目立たせたいのなら断然銀色のシートがオススメです。
このシートを好きな長さに切ってクリップで留めて使用します。
オリーブ色のシート
オリーブ色のシートです。
お持ちのテントによく合う色ではないでしょうか。
落ち着いた色なのでいかにもテントスカートを目立たせたくない方にもオススメです。
リップストップ生地
ナイロン製のリップストップ生地が一番テントとよく馴染み、撥水性もあり、更にはいろいろな色があるのでオススメです。
生地も前述のシートに比べて薄くて扱いやすいので加工性が良いです。
オススメの自作用クリップ
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それではここからは、私オススメの自作用のクリップをお伝えいたします。
お持ちのテントの裾とオススメのシートをこのクリップで挟んで使用します。
ダブルクリップ
定番のダブルクリップです。
程よい力加減で留めていけるのでオススメです。
ただし、鉄製なので錆びやすいです。
目玉クリップ
こちらはステンレス製なので錆に強いです。
強力に止めることができるので一箇所一箇所を離して取り付ける事ができますが、力がいるので握力の弱い方はダブルクリップの方がオススメです。
ガチャック&ガチャ玉
私はこの3種類のクリップの中での一番のオススメはガチャック&ガチャ玉です。
クリップが小さいのと玉を込めればサクサク留めていけるので作業時間の短縮化ができます。
しかもステンレス製なので錆にも強く、再使用ができるので経済的です。
そしてここは気を付けておきたいのですが結構強力に留まるので撤去する時に生地ごと引きちぎらないように注意して取らないといけません。
驚きの暖かさ!!おすすめスカート付きテント&スカート自作方法:まとめ
いかがでしたでしょうか。
アナタにピッタリの物は見つかりましたでしょうか。
オールシーズンキャンプに行かれるという方にはテントスカート付きで夏の換気を確保する為にテントをどこまで大きく解放できるかがポイントです。
解放できないタイプの場合は、テントスカートを捲り上げ、そのまま留めて置けるかが夏の涼しさを保つ肝になります。
既にお気に入りのスカートなしテントをお持ちでテントをそんなにたくさん保管しておけない方にはテントスカート自作がオススメです。
是非アナタだけの方法を見つけて快適なテントライフを送りましょう。
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