そんな疑問にお答えします。
新しく購入したストーブを初めてキャンプで使う時って、ストーブの置き場所に悩みますよね。
私もキャンプを始めたての頃、新しいストーブを購入した時は置き場所にとても悩みました。
あそこでもない、ここでもない、そうしてストーブをあちこちに設置しなおしたり。
結局ここだという場所が決まらずに、なんとなく寒いキャンプを過ごしてしまいました。
今回はそんなストーブのレイアウトについて、お伝えしていきます。
目次
テント内で使えるストーブの種類
キャンプ中にテント内で使えるストーブには大まかに分けて3つのタイプがあります。
それぞれのタイプの特徴と、代表的な商品を以下にご紹介します。
薪ストーブ
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薪を燃やして暖をとるストーブです。
幕内で使用する際は煙突が必要になります。
G-stove Heat View
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ステンレスでできた薪ストーブです。
煙突もセットになっているのでこれ一つであとは薪さえあれば使用可能です。
地面に近い設計なのでグランドシートを溶かしてしまう恐れがあるため、遮熱板やストーブの嵩上げなどの対策が必要です。
ストーブって使用しないシーズンはずっと保管しっぱなしで、その間に錆びる事が多いんですよね。
このストーブなら材質がステンレスなので、次のシーズンになった時に箱から出しても錆びていません。
錆のあるストーブも味があっていいのですが、長く使うならステンレス製をオススメします。
石油ストーブ
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石油を燃やして暖をとるストーブです。
薪ストーブに比べて煙突の必要がないのでコンパクトです。
アラジン ブルーフレーム
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実に一世紀近く、基本的なモデルチェンジや姿を変えずに改良を重ねているのがこのストーブです。
そのレトロなデザインもさることながら、2.68kW/hという高火力でテント内を暖めてくれます。
薪ストーブの様に設置に時間がかからないので、設営に時間をかけたくない方にはオススメの逸品です。
やっぱりキャンプは、自分の好きなものに囲まれたいですよね。
このストーブならデザイン性も高くストーブとしての性能も高いです。
ですので必ず気に入っていただける逸品になる事間違いなしです。
カセットガスストーブ
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カセットガスボンベを使用するタイプのストーブです。
他のストーブに比べて持ち運びが楽で携帯性に優れています。
イワタニ デカ暖
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反射型のストーブになります。輻射熱で暖めてくれるので思った以上に暖かいです。
重量も4kgほどなので軽く、持ち運びも便利です。
ですがカセットガス1本につき2時間30分しか燃焼しないのでボンベはたくさん用意した方が良さそうです。
キャンプ中にストーブのレイアウトで困ったときはいつもこのストーブを使用します。
このストーブならテント内でも移動が楽ですので、自分のいる場所に合わせてストーブを移動させて使う事ができます。
いかがでしたでしょうか。
以上の3タイプのストーブがあります。
いずれの種類にしても、ほとんどのストーブが対流型であったり、反射型と呼ばれる種類のストーブです。
対流型と反射型のタイプ別レイアウトの違い
先にお伝えした様に、テント内で使えるストーブには対流型と反射型のタイプがあります。
タイプによってレイアウトに違いがありますのでご紹介していきますね。
対流型はテントの真ん中設置が向いている
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これらの種類のストーブは温風を発生させるタイプではないので、テント内の冷気を効率よく熱気に変えるように循環させなければなりません。
循環させるにはテントの真ん中に置くのが周囲の冷気を満遍なく集める事ができるので最も効率がいいです。
ただし、ティピー型やベル型のテントなど真ん中にポールがあるものについてはポールが直接ストーブの熱を浴びないところまで移動させる必要があります。
数人でテントを使用する際に熱源が真ん中にあるとみんなで火を囲んでいる感覚になって、不思議と安心感が湧きます。
多人数で火を囲みたいとき、対流型のストーブがオススメです。
反射型はテントの端でも良い
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反射型ストーブは、対流型にプラスして反射板を利用し、熱源から発生する輻射熱を利用して暖めるので反射板の向いている方向がよく暖まります。
ですので対流型の要素も取り入れつつ、テントの端の方に設置し自分の方へストーブを向けると思った以上に暖まる事ができます。
真ん中にポールのあるテントなど、ストーブがテントの中心に置けない場合にも反射型のストーブはテント端に置いて活用する事ができます。
テント内の居住スペースの中心で過ごしたい人も多いのではないでしょうか。
反射型ストーブであればテント端から輻射熱を使って暖める事ができますので、テント中心を有効に活用する事ができます。
ですがテント端は天幕が下がってきている箇所になるので天幕とストーブが接触しないように気をつけなければなりません。
ストーブファンという選択肢でレイアウトの幅が広がる
対流型のストーブは、天面が平くなっていて、鍋ややかんなどの調理器具が置きやすくなっているものがほとんどです。
この天板を利用して、ここにストーブファンを置く事ができます。
ストーブファンとは
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ストーブファンとは、熱くなっているストーブなどの天板に置き、ファンを回してテント内の横方向にも熱を伝えるためのアイテムです。
ストーブの天板に置くだけで電源不要でファンが回ります。
対流型のストーブは発生した熱のほとんどがテントの上方向に上っていくのでテント上部が暖まりやすいです。
出典引用:Amazon
そこをファンを回転させることによって、横方向に熱を伝える事を可能にするわけです。
これにより、ストーブのレイアウトを「対流型だから真ん中に置く」から「横方向も暖めるからテント端に置く」に変更する事ができます。
以下に、オススメのストーブファンをご紹介いたします。
日本電興 エコファン
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日本製のストーブファンです。
ペルチェ素子により熱を電気に変換し、電源入らずでファンを回転させます。
温度過昇装置付きで、暖まり過ぎた際に自動で底面が浮き、過熱防止に役立ちます。
せっかく手に入れたお気に入りの薪ストーブ、暖まりが悪いと思ったことはないでしょうか。
お使いのテント上部の空間が広ければ広いほど熱気は上部に溜まってしまうのでせっかくの暖房も無駄になってしまいます。
そんな時このストーブファンがあれば人がいる方向に向けて熱を伝える事ができますのでオススメです。
サブで使用したいカセットガスストーブ
カセットガスストーブにも対流型だったり、反射型だったり、さまざまなタイプのストーブがありますが、暖房出力としてはどれも低めです。
ですので石油ストーブや薪ストーブをメインで使用し、サブとしてカセットガスストーブを使うのをオススメします。
ですので置き方としては、外から入ってきた時にすぐ暖まれるように入口に設置がオススメです。
薪ストーブを使いたくても、設置するまでに時間がかかるからその間が寒いですよね。
特に手がかじかんでしまって、火を起こすのもつらい方も多いと思います。
そんな時にカセットガスストーブは火をつけるとすぐに火が立ち上がるので手元を温めるのに大きな効果を発揮します。
オススメのカセットガスストーブ
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それではここからはサブ機としてオススメなカセットガスストーブをご紹介いたします。
これ一つあるのとないのとでは、底冷えするキャンプの際の幸せ度合いが全く違うかな、と思います。
イワタニ マイ暖
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お馴染みのイワタニのカセットガスストーブです。
日本製なので信頼できるのと、転倒や低酸素の状態などに自動的に消火してくれる機能を持っています。
着火してから本当にすぐ暖まる事ができるので、トイレに行ってきた時や炊事場で洗い物をした時などのテントに戻ってきた時につけて使用するのがオススメです。
コンパクトで持ち運びやすいので、気を付けたいのが使用時に転倒させてしまう事です。
自動で消化してくれる機能は持っていますが、やはり転倒させてしまうと発熱部に触れたものを溶かしたり、燃やしたりしてしまいます。
ストーブの近くにものを置かない、通路になりそうな場所で使用しないようにしましょう。
テントでストーブを上手に使いたい!すぐに暖まるおすすめレイアウト:まとめ
いかがでしたでしょうか。
いずれのストーブにしても、テント内での使用は自己責任になります。
ですので火災や事故が起こっても誰も補償はしてくれません。
ですが使い方を誤らず、正しく使えば安全に使用できますので火元の近くに可燃物をおかず十分に換気をしながらキャンプをしましょう。
レイアウトに関しては基本的にはテントの中央で使用するのが安全で暖まりも効率が良く使用できます。
反射型やファンを使えばテント端にストーブを持っていく事が可能ですが、天幕に気をつけないと火災の危険があります。
以上の事をよく頭に入れていただいて、自分だけのレイアウトを楽しんでくださいね。
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