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換気は重要!?テント内でストーブを焚いても快適温度になる方法

いろいろ記事を見てきたけど、結局どんな換気方法をすれば安全なの?

との疑問にお答えします。

「換気」をすると新鮮な空気が循環されることで一酸化炭素が充満しづらくなり、中毒の防止になることからもとても大切です。

しかし、「実際テント内の「換気」ってどういう風にすればいいの。」

という疑問がいつも付きまとっていました。

私も初めてテントにストーブを設置したときにあれだけ巷で言っている「換気」って結局どんな方法がいいのかわかりませんでした。

通気口(ベンチレーション)や、出入口という空気が入ってきそうなところを全開にして凍えそうな寒さに耐えたこともあります。

そのときはストーブの意味ないじゃん、温かくならないじゃんと一人で突っ込んでました。

そんな不安を今回は基本知識からすぐに実践できるような換気方法をお伝えしたいと思います。

最後までお付き合いください。

 

なんで「換気」が大事なの。


出典引用:unsplash

「換気」をしないと以下のような影響がおきます。

  • 酸素不足による不完全燃焼
  • 不完全燃焼による一酸化炭素中毒
  • 湿度調整による結露の軽減

酸素不足による不完全燃焼は煤の発生や、一酸化炭素を多く発生させる原因になります。

私は不完全燃焼で灰がテントにあたり多数の穴をつくった経験があります。

ほんとショックで、不細工になるし煙臭くなるしとその回のキャンプはさんざんでした。

また湿度が高くなりやすいテント内は「換気」しないと結露が起きやすくなります。

結露が起きるとギア(道具)が傷みやすくなったり、テントにカビが生えやすくなったりします。

大きなテントを使用されているキャンパーさんにとってテントを乾かすのは一仕事です。

また冬のキャンプでダウンシュラフ(寝袋)を使用している方にとって水分は機能の低下を起こし温まりにくくなるため天敵です。

 

「換気」の正しい知識といい空気循環とは

出典引用:photo-ac

「換気」には、快適な温度と湿度をコントロールする力があることがご理解いただけたと思います。

すぐに思いつく「換気」方法には1時間に1回以上、全部の出入口と通気口を全開にして空気の入れ替えるやり方です。

しかし今回は小風量でずっと新鮮な空気を入れながら室温を快適な状態で保てるようにしていく方法をお伝えしたいと思います。

「換気」の正しい知識

ベテランのキャンパーさん達のテント内に入らせていただいた時にとても温かく快適な室温でした。

みなさんにどんな「換気」方法をされているのか聞いてまわったときアドバイスが同じだということにきづきました。

ストーブが室内で焚ける(耐火性)テントであることが前提になりますが、大事な2点を抑えましょう。

注意ポイント

  • 2か所以上の通気口(ベンチレーション)
  • 上部の通気口(ベンチレーション)

2箇所以上の通気口は出入口を含みますが、対角線にあることが大事です。

上部の通気口(ベンチレーション)は、ストーブ使用中は必ず開けておく必要があります。

出典引用:youtube

いい空気循環とは

出入口(給排気口)の場所

「換気」は、出口と入口が1つでは循環できませんし、片方上下でもできません。

対称となる側面に1箇所ずつあることで成立します。

出典引用:三菱電気

理想的なのは片方の側面は下部に通気口(ベンチレーション)があり、もう片方には上部に通気口(ベンチレーション)があることです。

下から冷たい空気が入り、温まった空気や、水蒸気、一酸化炭素が上部へ向かっていきながら排出されるからです。

温まった空気や水蒸気、一酸化炭素は空気(酸素)よりも軽いため上部に集まります。

積雪注意

下部にある通気口(ベンチレーション)が雪で埋もれてしまうと「換気」機能がなくなってしまいますのでご注意ください。

換気の時間

ストーブを使用中は特に通気口(ベンチレーション)を広めに開けておきましょう。

起きているときには寒さ、暑さを感じて通気口の大きさを広げたり狭めたりしますが、寝ているときはどうすればいいのでしょう。

 

寝ている際の「換気」方法


出典引用:unsplash

寝ている時に「換気」をしている際の注意点は、ストーブ使用時の一酸化炭素中毒と冷気の取り込みすぎによる寒さで目が覚めることです。

ストーブ使用している時

一酸化炭素は、濃度にもよりますが空気中の一酸化炭素濃度が0.04%で、4~5時間で激しい頭痛や吐き気という症状が表れます。

0.05~1%まで濃度が高まると、わずか1~2分で呼吸ができなくなって死に至るそうです。

ということは成人の標準就寝時間である6~7時間は保たないことが分かります。

ストーブを焚きながら寝たい方という方は、テント下部の通気口(ベンチレーション)を広め(30㎝以上)に開け上部の通気口(ベンチレーション)を全開にしましょう。

しかし通気口(ベンチレーション)が開いているとやはり底冷えがあります。

特に地面に直接シュラフ(寝袋)でいるとつらいです。

私も冬キャンプがまだまだ初めてのときに直接地面に寝たことがあるのですが、凸凹していて寝付けなかったです。

また、目が覚めたときに顔がパリパリに冷まされていてしばらく表情が動かせない状態になったことを覚えています。

それなのに立つと上半身あたりは温かいという温度差を肌感覚で経験した思い出があります。

そこで底冷え防止のためにコットのオススメをご紹介します。

WAQ 2WAY フォールディング コット 

高さの調整が可能なコットです。

出典引用:Amazon

TOMOUNT アウトドアベッド キャンプコット

お手頃価格で、低いコットのため小さなお子さんのいるご家庭にオススメします。 

出典引用:Amazon

対応が異なるストーブの種類

対流式ストーブ

テントの中心の設置を想定しており、空気の流れで室内全体を温めようとします。

そのため上昇していく温かい空気に対して上部の通気口(ベンチレーション)は相性がよくありません。

せっかく温まった空気が室内を循環する前に外にいっては悲しいですよね。

しかし締め切っては一酸化炭素がたまってしまうためとても危険ですので「換気」が必要です。

ストーブファンで空気を循環させ室温を快適にしつつ「換気」もしっかりできるといいですよね。

ストーブファン od501

出典引用:楽天市場

ストーブファン 

保護カバー付きのため小さなお子さんが誤って指をケガすることを防げます。

出典引用:楽天市場

反射式ストーブ

安価で温まり方が早い。テントの端に置きましょう。

おしゃれな形が少ないため、価格と効率的に室内を温めるのを重視される方にオススメです。

ストーブを使用してない時

就寝時にストーブを使用しないときでも「換気」は大事です。

人の呼吸からも水蒸気があがったり、室内外の温度差でおこる結露はテントからの雨漏りのような現象を起こしやすくさせるからです。

結露によるギア(道具)や電子機器(スマホなど)が壊れることを防ぐための「換気」をしましょう。

朝起きたときにテントの内側からポタポタと滴が落ちてきたり、湿っていてテントに接していた薪が湿気ていたりすると雨漏りかなと不安になりますよね。

テント下部の通気口(ベンチレーション)は最低限開けて、上部の通気口(ベンチレーション)はしっかりあけましょう。

ストーブを焚かないと深夜には寒くなりますので防寒対策をしっかりしましょう。

ストーブをまだ使用していなかった頃に寝袋で助けられたことがたくさんあります。

特に封筒型ではなく全身すっぽり防寒してくれたマミー型が冬キャンプで私を助けてくれたためぜひ皆さんにお勧めしたい寝袋(シュラフ)です。

そのため、寝るときにストーブを焚かなくても焚いても重宝できる寝袋(シュラフ)としてオススメのマミー型シュラフをご紹介します。

JUYEE 寝袋 冬用 ダウン シュラフ

価格は高めですが、マイナス35度まで耐えられるため暖かさには安心できると思います。

実際に私が使用して快適さはお墨付きの商品です。

出典引用:Amazon

【YOGOTO】 羽毛 寝袋 冬 シュラフ

使用快適温度が-5℃~とのことで適するキャンプ場は限られますが、お手頃価格ですので冬キャンプをちょっと楽しみたいなと思われる方にはオススメします。

初めてマミー型シュラフを購入したときはこのメーカーさんのものでした。

その時に封筒型との違いをしっかり実感できたことは大きな経験でした。

出典引用:Amazon

 

備えて安心。一酸化炭素中毒回避

出典引用:pixabay

テント内でストーブを焚くと石油ストーブでも薪ストーブでも一酸化炭素が発生します。

そのため一酸化炭素チェッカーは、テント内でストーブを焚く際には必須になります。

そこで、2つあると安心できる一酸化炭素チェッカーの商品をご紹介します。

SireNet 一酸化炭素 一酸化炭素警報機

実際に私が購入し今でも活躍している商品です。

安全性を考えて冬のキャンプでは2つ持っていくことにして、テントの上部と寝る高さに設置しています。

出典引用:Amazon

AONSO

2つ購入することを考えるとできるだけ値段を抑えたいですよね。

そんな方に安心でき、お手頃価格で表示が見やすいこちらの商品をオススメします。

出典引用:Amazon

期間限定情報

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※再販も定期的にしているので、売り切れでもこまめにチェックしてみてくださいね。

 

驚き!24時間換気しながらテント内でストーブを焚いても快適温度になる方法:まとめ


出典引用:pixabay

正しく理解してテント内の「換気」をめんどくさがらず出来る方法についてお伝えしてきました。

まとめポイント

  • 「換気」をしないと一酸化炭素中毒や、結露が起きてしまう。
  • 快適な室温を保ちつつできる「換気」方法は小風量換気。
  • 寝るときの「換気」方法は防寒対策で変える。

いつの世でも、キャンプにおいてテント内でストーブを焚いて温まるのは憧れますよね。

安全に快適に寒いときでも室温を保ちつつストーブを焚いて楽しいキャンプにしてください。

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