ザック テント泊 登山

憧れのテント泊!ザックの容量を紹介「あなたの体に絡みつく仕掛け」

今まで山小屋泊だったんですが、これからテント泊に挑戦します。どれくらいのザックを選べばいいでしょうか?

テント泊をするってことは、もうだいぶ経験を積んでるのですね。日帰り登山をして、山小屋泊をして「山の頂」の感動を今度はテント泊で。

を登るくらいであればザックにキャラメル入れていけばいいですよね。ですが、山となると低山であっても荷物が増えてくるので、20Lくらいのザックを使ってきたことでしょう。

泊りが出てくると一気に荷物が増え、山小屋で食事をするしないでも荷物の量が違っていることもご存知かと思います。

そしてこれからやろうとするテント泊となると一番荷物の量が増える段階と言えます。

ここでは、テント泊に挑戦するにあたり必要なザックを準備しようと思っている方に、どのようなものを選べばよいか、どんな準備が必要かお伝えします。

 

適した使い分けや男女に適した容量。

山行は大まかに「日帰り」「山小屋泊」「テント泊」に分けられますね。

テント泊になるにつれ、荷物が増えていくのでザックも大きくなります。まずはザック選びについておさらいしましょう。

体にフィットしているものを。

トレッキングのようなお気軽なものや日帰りの時には、荷物が少ないのでザックが多少フィットしていなくても大丈夫。

ですが、テント泊となると一気に荷物が増えるので体とフィットしていないとダメ。それはなぜかというと「ゆさゆさ」になるからです。

「ゆさゆさ?」。小さいザックで普通に歩いていれば特に違和感なく歩けますよね。ですが、走ってみたらどうですか?

左右とか上下に「ゆさゆさ」なりませんか?

さらに重量あったらどうでしょうか。歩いただけで「ゆさゆさ」なります。

大型のザックで荷物が多くて、フィットしていないザックだったら「ゆさゆさ」ですよね。かなりの重量で「ゆさゆさ」なればフラフラです。

バランス崩して転びやすくなりますし、なにより「ゆさゆさ」なることでかなり体力使うので体にフィットしているものを探しましょう。

 

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街用と登山用ザック。山に行くときには登山用を。

街用山用では背面の構造が違います。

街用のザックだと、背部がフラットになっているものが多いです。

登山用の場合は、背中に汗をかいて熱がこもることも考えられるため、背面パッドが立体になっていたり、メッシュになっていたりします。

登山用は通気が良い作りになっているのです。なので、山に行くときには登山用を使用するべきです。

これはビジネス用ですが、これはこれでカッコいいですね。

ザックは男女で分けられている。

中型大型のザックは男女違います。体型に合わせて選びましょう。

それは、「ザックは洋服と一緒」だからです。大き目サイズは男性用・女性用モデルに分かれていて、それぞれの体格に合わせて設計されているのです。

マッチョの男性と華奢な女性では違いますよね。男性用を女性が使ったらガバガバ。私も時にはメンズだと「大きいなぁ」というときがあります。

男女でザックの背面の長さが違うのです。中型(泊まりが始まるサイズ)以上は中に入れるものが重くなるので、肩だけではなく腰にも荷重をかけてザックを背負います。

背面の長さが合っていなければ腰にしっかり負荷がかかりません。なので男性用・女性用ときちんと分けられているのです。

 

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ザックの重さには理由がある。

ザック自体重いですよね。今は軽量ザックも出てきていますが、よく思案して欲しいです。

ザックが重いのは、太い糸を使っていたり、パッドが肉厚だったりしてガッシリと作られているのです。

ですが、軽量モデルは細い糸で、パッドも薄く仕上げられている物がほとんど。そのため、荷物も軽くしないとショルダーハーネスが肩に食い込んでしまい負担がかかります。

テント泊となると20kg弱を背負っていくし、しっかり重量を体で分散していきたいので、個人的には使っていません。(私が持ってないというのもあるんですがね)

なのでザックは極力店舗で購入することをお勧めします。ショップの店員さんは知識のある方が多く、ザック選びの相談にも乗ってくれますよ。

ザックを背負ってみて大きさやフィット感を必ず確かめましょう。

 

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テント泊に持っていくザックの容量

山小屋泊でも日帰りに比べれば荷物が増えます。日帰り装備に、着替え行動食などが加わるのです。

泊まりとなると標高が高い山も多いので、でもフリースダウンは持って行ってほしいです。そうすると山小屋泊でも30~40Lくらいの容量が必要となります。

テント泊では

テント泊だと大型ザックにするべきでしょう。大型というと、どこから?と思われるでしょうが、55L以上をおすすめします。

なぜ?テント泊は山小屋泊に加えて、寝床を持っていくからです。

近頃はテントもコンパクトで荷物が少なくなることもあり、上級者なら50L程にまとめられる方もいます。ですが初心者には軽量化はなかなか難しいのが現状です。

私、大きなザックを買ったときには、「あれも入れなきゃ」「これも持って行かなきゃ」「ん?まだ入る?」といろいろ詰め込んだもんですが、結局は使わないものも入れていたりしました。

ザックが大き過ぎると物を入れ過ぎてしまい重くなるので、55~60L程度が使いやすい容量と言えます。

 

パッキングって夢がある。そして重くなる。

パッキングっていい響きですね。

私、パッキングの時にいつも思い出すんです。「小学校の遠足前夜

遠足の前の晩に「え~っと、おやつを入れて、シート入れて、タオルとティッシュ入れて…」とワクワクしたもんです。

登山前のパッキングの時に「あの頃もこんな感覚だったな~」としみじみ。

テント泊に挑戦していくということは、前述しましたが山小屋泊に比べて「寝床」が増えることになりますね。そう「テント寝袋マット」の3点セットです。

個人によって持っていくものが違います。そして、でも違います。ここではパッキングの方法についてお伝えしますが、ご自分のスタイルに合わせてくださいね。

大事なこと

  • 「物が必要になった時に、すぐ取り出せること」
  • 「背負ったときザックのバランスがしっかりと取れていること」

です。

ポイント

  • すぐに取り出したい雨具や水筒などはザック上部に入れておく。
  • テント場で使う物(シュラフなど)はザック下部に入れる。

私も最初は「重いから下」と思って水筒を下に入れてました。底で横になってたら取れないし、時間かかるし、ザックの中がぐちゃぐちゃになってました。

使わないものが上にあると、下のもの取るときに邪魔で、「使うのは上。使わないのは底。」とそのうち大体の場所が決まってきます。

私、水筒は底でもなく上でもなく、「ザックの背中側に立てて入れておく」と決めています。大まかな場所がわかれば取り出しやすいですから。

  • 重い物(燃料など)は背中側に入れるとバランスが取りやすい。
  • 軽い物(衣類など)はザックの外側に入れる。

重い物がザックの外側にあれば、歩いてるときに遠心力で「ゆさゆさ」になるんですよ。振られて余計な体力使うのもったいないし、温存しないと。

なにせバランス崩すこともあるから危ないですよね。山は歩きやすいきれいな道だけではないですから。

朝露雨上がりとか「つるっつる」で、泥で滑って手や肘、膝や尻とか泥まみれで残念な感じになってたのも「今ではいい思い出」です。

 

トレーニングしてみる?

重いザックを背負って「登れるかな」と不安になったりしますよね。特にテント泊となれば一段と重くなるし。

テント泊の楽しみ方が広がるにつれ荷物が増え、それを背負える体力が必要となります。

普段からトレーニングが大事なことはわかっていても、なかなかしませんよね。ですが普段の生活は違うのでトレーニング法をご紹介します。

登山における事故の要因

  • 事故の特徴:転落滑落が半分以上。
  • 40代以降の中高年で愛好家が多い。
  • 下り道の事故が多い。下肢にかかる負荷が大きいから。

→原因は体力不足。老化は足からと言われている。足から老化が進んでいる。

【出典引用:youtube】

 

登山の運動強度

  • 登山はエアロビより運動強度が強いスポーツ。
  • ジョギングやサッカーと同じくらいの強さ。
  • それくらいの体力を作っていきましょう。

→体力づくりはジョギングが効果的。ウォーキングとランニングの中間。喋って走れるくらいの速さがちょうどよい。

週2回くらいで30分程するのがちょうどよい負荷。ザック背負って歩いても心拍数が上がりすぎない体力を作っていきましょう。

【出典引用:youtube】

自宅でも取り組みやすい10分間トレーニングの動画がありましたので参考にしてみてください。

私、そう思うといろんな事やってました。なのか忙しいのかよくわかりませんが、思い出したのでお伝えしますね。

  • 階段の上り下り・踏み台昇降。

家でこんなことしてました。もちろんザック背負ってですよ。これは自宅でもできるのでおすすめ。

仕事があればなかなか外でトレーニングできないので、階段すごく有効でした。すごい太腿に来るし、下りはバランス訓練みたいな感じです。

自宅に階段がない方は踏み台昇降動作が手軽にしやすいです。中高年の方であれば、壁や手すりなど支えがある場所のほうがやりやすいですよ。(転ばないでね)

  • 登るしかない。

本当はこれができるのがすごくいい。自宅から近い日帰りできる山で練習あるのみ。実践が一番有効です。

空気感や気温、足場や歩幅、時間など自宅とは違います。実践のほうが気持ちよくやれるのも確か。家の階段だと「え?まだ2分しか経ってないの?」って思ってました。

山に登っていればすぐに時間が過ぎるし、それだけトレーニングになりますから。

もし1人でトレーニングするなら人の気配がある山でしてくださいね。何かあったら助けてもらわないといけないので。

人気がない場所だと「動けなくなったら、このまま誰にも見つけてもらえないのかな」と心細をを感じたことも実際にあります。

あと、冬でも雪の心配がないところで練習してくださいね。雪はヤバいよ。

そして、帰りに温泉があるとベリーグッド。「帰りの楽しみ」というのが私の目的。だけど、体へのご褒美メンテナンスのためにもかなり有効です。

 

ザックの2大ブランド

ここでは人気ザックの2大ブランドの紹介をします。

グレゴリー

機能性デザイン性はもちろん、レディース・メンズ問わず品揃えが豊富で選べる点がいいです。

「フリーフロート360・サスペンション」機能が体にフィットさせてくれるのが大きな特徴ですよ。

身体の動きに合わせてしなやかに動く技術で、動きに応じて安定感をサポートするフレームが使われていいるのが、また良いところです。

通気性もよく臭いも抑制するのでフィット感快適を実現しています。

グレゴリーは、体格に合わせて種類があるのがいいですよね。

私は小柄なので、メンズだとちょっと長いかな?とか、背負ってみると時にはレディースのほうがしっくり来ることもあります。

 

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オスプレー

メッシュの通気性背負った時のフィット感が良い。ハイキングから登山ビジネス使いまでできて種類が豊富。価格も良心的で嬉しいです。

「アンチグラビティーサスペンション」が特徴的で絡みつくフィット感があります。

背面からヒップベルトまでシームレスメッシュでつながって、メッシュの穴も1㎝くらいあり他のものより大きめ。荷重をバランスよく分散してくれています。

ザック自体が体にしがみつく様なおもしろい設計なので、ショップで見たり背負ってみるとよくわかるはずです。

体によくフィットするので私は「ゆさゆさ」が少ないかな?と思ってます。なので荷物が多いときにはおスプレーかな。

トップポケットが取り外せるものもあってデイパックとして使用できるので、アタックするときに身軽に行けるのも嬉しいですね。

 

 

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憧れのテント泊!ザックの容量を紹介「あなたの体に絡みつく仕掛け」:まとめ

ここまでザックについてご紹介してきましたがいかがでしたか?

山小屋泊からいよいよテント泊にというときには、ワクワクしたり緊張したりいろいろな思いが湧いてきますね。

ザックは自分の体に「フィット」する物を選ぶことが大事で、荷物が多いテント泊では55L程のものが必要ということをお伝えしました。

また、パッキング方法でも背負い心地が違ったり、体力を消耗すること。20㎏程のザックを背負って歩ける体力作りなども必要ということをお伝えしました。

人気のあるグレゴリーとオスプレーを紹介しましたが、ザックはたくさんのメーカーから販売されているので、実際に背負ってみて自分に合うものを見つけてくださいね。

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