そんな疑問にお答えします。
大切なテントを長く使用するためには、使用後のメンテナンスは欠かせません。
劣化はどうしても起こることですが、しっかり正しい方法でメンテナンスすれば何年も使用することができます。
私は、劣化は仕方ないとしても、大切に使用すれば長く使えると思っていました。
テントは頑丈だし、メンテナンスに対しての意識は低かったのです。
実際使いっぱなしにしてしまったテントはすぐにカビが生え、汚れました。
心配していた経年劣化での寿命よりも早く買い替えることになってしまったのです。
次購入したテントは長く使いたいと思い、調べたことや自分で行ってみて良かったことをまとめました。
テントのメンテナンスって何をすればいいかわからないという方はぜひ参考にしてください。
毎回清潔な状態で収納しておけば、お気に入りのテントで何度もキャンプへ行けますよ。
目次
テントのメンテナンスは必要?
テントは頻繁に買い替えるものではないですよね。使い捨てするアイテムでもありません。
テントの寿命を延ばし、長く使用するには定期的なメンテナンスが必要
しっかりとしたメンテナンスをすれば長い間お気に入りのテントを使用することができます。
逆にメンテナンスをさぼると様々なトラブルが起き、金額が高いテントを購入したとしても短命になる場合もあります。
カビが生えてくる
カビが発生した状態で放置した場合、テントの撥水機能やUVカット効果などが薄れてきてしまいます。
一度カビてしまったら、汚れやカビのにおいをとるのはとても大変です。
出来るだけカビを生やさないようメンテナンスすることが重要
カビを取るにはテントにダメージを与えることになります。ダメージのない除去は不可能だと思ってください。
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汚れが落ちにくくなる
テントの汚れを放置すればするほど落ちにくくなり、放置しているとカビの原因となります。
先ほどもお伝えした通り、カビはテントの寿命を縮める原因となりますので注意が必要です。
汚れがあった場合は、すぐにふき取るなど早めの対応を
その際はテントだけでなくパーツの汚れも落としてください。
メンテナンスをすることによって、パーツの破損やテントの破れに気づくこともできます。
キャンプ当日に広げてみたら、テントが破れていたりパーツが壊れていて立てられないなんてことも防ぐことができます。
加水分解がおこる
テント生地には防水性をもたせるために、ポリウレタンコーティングがされています。
これが劣化するとテントの生地がベタついてきたり、ボロボロと剥がれてきたりします。これが加水分解している状態です。
どんなに注意していても経年劣化で加水分解は必ず起こってしまいますが、メンテナンスをしっかりすれば少し遅らせることができます。
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キャンプ当日のメンテナンス
風を通す
テント内にもどんよりと湿気が溜まっています。テント内の湿気を飛ばしましょう。
ペグやポールを抜く前に入口を全開にして通気を良くしておくのがおすすめです。
テント内部の掃除
まず撤収を始める前にテント内部の清掃をしましょう。
掃除にはハンディクリーナーやハンディーモップがとても便利ですが、タオル等でもOKです。
食べかすには注意
食べ物やホコリ、髪の毛、石鹸カス、人のアカなどはカビの栄養となってしまいます。
水分だけでなく、これらが原因でカビてしまうこともあります。
テントの汚れを拭き取る・乾燥させる
汚れたまま収納してしまった場合、テントの傷みはスタートしてしまいます。
さらに外で使ったテントは、結露で濡れています。
この湿気を放置していると、カビや劣化の原因となってしまいます。
私もキャンプ当日は疲れてしまい、当日は何もせず帰宅したことがありました。
後日、メンテナンスすればいいと思っていましたが、帰宅後、数日雨になってしまったのです。
もちろん乾燥させたいので、雨の日のメンテナンスはオススメできません。
キャンプ当日にできるだけのメンテナンスを行っておけばよかったと後悔しました。
濡れたままのテントや汚れたままのテントはカビやさまざまな傷みにつながります。
必ず乾かすことを忘れずにしましょう。
テントの乾かし方はこちら
帰宅後のメンテナンス
とにかく乾かす
基本はとにかく乾かすことです。
キャンプ当日、乾かし切ることができなかった場合は必ず2日以内に自宅でメンテナンスしましょう。
庭にテントを広げたり、ベランダに干し乾かしましょう。
もしテントを干すスペースがない方は車の上にテントを広げ乾かしましょう。
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長時間放置しないように注意
直射日光を当て続けると劣化の原因になってしまいます。
日当たりのよい場所で乾かす場合は、長時間放置しないように注意が必要です。
汚れを拭き取る
現地では落としきれなかった汚れを落としましょう。
目立つ場所は中性洗剤を含ませた雑巾で拭き取り、再度テントを乾かしてください。
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力強く拭いたりこすったりしない
力強く拭いたり、たわしでこすったりするとテント表面にある防水コーティングに傷がついてしまいます。
防水性が落ちてしまったテントは機能しなくなるので、寿命を迎えることになります。優しく拭き取りましょう。
防水スプレー・補修
どれだけしっかりメンテナンスをしても、使用していけば必ず防水性能は落ちてきます。
防水効果を高めるため、必要に応じて防水スプレーをかけておきましょう。
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特にキャンプの日に雨が降りそうな場合は、事前にフライシートに防水スプレーをかける
雨がテントに染み込むのを抑え、お手入れの手間を減らしてくれます。
その際はテントを綺麗な状態にしてからスプレーするのがおすすめです。
表面をコーティングするので、汚いままだと汚れもコーティングしていまいます。
私は初めて防水スプレーを購入した時、雨が降ってきそうになってからスプレーしたことがありました。
乾燥する前に雨にあたってしまうと、撥水効果が薄れてしまうということを知らなかったのです。
スプレー液を完全に乾燥させたほうが撥水効果が期待できますよ。
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収納
テントを長持ちさせるためには収納も重要になってきます。
湿気のない場所・風通しの良い場所・日光が当たらない場所が保管場所に適しています。
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どうしても風通しの悪い場所になってしまう場合は、定期的に換気しましょう。
私も気が付いた時に空気の入れ替えをしていますよ。
しっかりお手入れした状態で保管することで、テントの劣化を最小限にすることができます。
テントの洗い方
長年使っていくと、タオルで拭くだけでは汚れが目立ってきますよね。
基本的には、薄めた中性洗剤をつけた雑巾で拭いて汚れを落としてください。
それでも汚れが気になったり臭いがひどい場合は、自宅でテントを洗ってあげましょう。
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手順
- シートのチャックをすべて開ける
- お風呂場、またはビニールプールなどに水を張り中性洗剤を入れる
- インナーシートを水にひたし、足で踏み洗い
- 水を流す
- 再度水を入れてすすぎを行う
- 屋外に広げてテントを干す(地面に直置きをする場合は、飛びやすいので、重石などを置く)
- テントを十分に乾かす
- フライシートに防水スプレーを塗布
- 防水スプレーが乾くのを待つ
洗濯機を使用しない
テントを洗濯機で洗ってしまうと、防水加工や撥水加工が落ちてしまって、劣化の原因になります。
プロのメンテナンスを受ける
出典引用:テントクリーニング.com
定期的にお手入れをしたい方、メンテナンスするスペースが取れない方はプロのクリーニングにお願いしましょう。
汚れ落としや、乾燥、撥水加工や防水加工、UV加工など様々なサービスがあります。
新品の時は乾燥サービスを利用したり、すこし劣化してきたら防水加工なども合わせてお願いすると良いでしょう。
クリーニングサービスについて
自分でできるメンテナンスには限度があるので、より長持ちさせたい場合はメンテナンスサービスを利用して下さい。
キャンプ後これだけはやっておきたい【テントのメンテナンス方法】:まとめ
テントのメンテナンスは必要?
- テントの寿命を延ばし、長く使用するには定期的なメンテナンスが必要
キャンプ当日のメンテナンス
- 風を通す
- テント内部の掃除
- テントの汚れを拭き取る・乾燥させる
帰宅後のメンテナンス
- とにかく乾かす
- 汚れを拭き取る
- 必要に応じて防水スプレー・補修をする
- 収納場所に注意して保管する
テントの洗い方
- シートのチャックをすべて開ける
- お風呂場、またはビニールプールなどに水を張り中性洗剤を入れる
- インナーシートを水にひたし、足で踏み洗い
- 水を流す
- 再度水を入れてすすぎを行う
- 屋外に広げてテントを干す(地面に直置きをする場合は、飛びやすいので、重石などを置く)
- テントを十分に乾かす
- フライシートに防水スプレーを塗布
- 防水スプレーが乾くのを待つ
プロのメンテナンスを受ける
- 定期的にお手入れをしたい方、メンテナンスするスペースが取れない方はプロのクリーニングにお願いしましょう。
大事なテントを長く使うために、メンテナンスはとても大切です。
正しい方法でメンテナンスして長い間使用してあげてくださいね。