ストーブ テント 一酸化炭素

テント幕内で寝る時にストーブって使える?!快適に眠る為の秘訣とは

冬キャンプの時に幕内でストーブを使ってもいいのかな。

ストーブって寝るときもつけっぱなしでいいのかな。

そんな疑問にお答えします。

寒い冬のキャンプ、幕内でもストーブを使って暖まりたいですよね。

私も冬のキャンプではさすがにストーブなしで過ごすのには寒さが辛く、状況に応じたストーブを用意して持っていきます。

何よりストーブを使用していると雰囲気もいいですし、使用していない時もいざとなれば使えるという安心感もあっていいですよね。

ですので幕内でストーブを点けずとも置いておくだけでも見栄えがいいので積極的にお気に入りのストーブを持っていきます。

今回はそんなストーブの幕内での使い方と就寝時はどうすればいいのかをご紹介していきます。

 

注意しておきたい幕内でのストーブ使用について

テント幕内のストーブ使用について、最低限気を付けておきたいことがあります。

とても重要なことなので、是非お読みいただければと思います。

テント幕内での火気の使用は自己責任

どのテントメーカーも、テント内での火気の使用は進めておらず、自己責任でという事になっています。

この後ご説明いたしますがそれには大きく分けて二つの理由があり、どちらも命に関わる事だからです。

その様な理由からテント幕内でのストーブの使用は自己責任になりますが、自己責任という事を理解した上で使い方を誤らなければ使用することは可能です。

一酸化炭素中毒

電気ストーブ以外の全てのストーブは燃焼するのに酸素を必要とします。

テント内の換気が悪く、外気を取り込めない状態だとテント内の酸素が減少し、不完全燃焼を起こしてしまいます。

この不完全燃焼状態の時に発生するのが「一酸化炭素」です。

出典引用:中島くらしinfo

一酸化炭素は人間にとって猛毒のガスであり、空気中に0.02%含まれただけでも頭痛などの症状が現れ始め、0.5%の場合30分で死に至ります

一酸化炭素は空気より僅かに軽いため、テント上部に溜まりやすく、ストーブを使用するテントには上部にベンチレーションのがある事が必須です。

テント選びの際は必ずベンチレーションがどこについているかを確認する様にしましょう。

また、人間にはこのガスを感知できないという点から、「一酸化炭素チェッカー」も必要です。

以下に一酸化炭素チェッカーをご紹介します。

BOSEAN 一酸化炭素測定器

 

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高精度、高安定性のセンサーを使用しており、産業用途で使用できるほどの物です。

警報時は光と音と振動でお知らせしてくれます。

現在の一酸化炭素の状況と気温を表示してくれますので状況が良くわかって安心です。

テント内幕でのストーブ使用中、一酸化炭素濃度が気になる事がありますよね。

そんな時このチェッカーならリアルタイムに表示してくれるので現状がよくわかります。

バックライトもついているので夜間でも視認可能です。

 

新コスモス電機 住宅用火災(煙式)・CO警報器 【快適ウォッチ】SC-715T

 

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日本製の住宅用一酸化炭素と煙のチェッカーです。

住宅用ですがキャンプ用に転用している方が多数いらっしゃいます。

電池も5年持ちますので電池の心配がなく使用できるのが嬉しいところです。

一酸化炭素チェッカーは命に関わる物なのでやはり日本製を選びたいですよね。

このチェッカーなら日本製で品質も安定していますし信頼が置けます。

キャンプだけではなく車中泊用としても使用できますしもちろん自宅にいる時はこちらを設置しておけば安心です。

幕内で使用するストーブって、テント内で暖かくくつろげるのがいいですよね。

暖かさと、安らぎがえれるので私も冬キャンプでは必ず使用しています。

そのストーブを使用中に一酸化炭素中毒に陥らないように一酸化炭素チェッカーを必ず使用し換気をしながらくつろぎましょう。

火災

一酸化炭素中毒ともう一つ注意しないといけないのがこの火災です。

言わずもがな、ストーブは高温になります

高温になったストーブの近くに可燃物があると火がついてしまう危険性があります。

出典引用:togetter

よく起こりがちなのが、ブランケットなどが知らぬ間にストーブにかかってしまい燃えてしまうというケースです。

更にもう一つ、カセットボンベをうっかりストーブの近くに置いてしまい、爆発炎上するケースです。

どちらも、ストーブの位置を把握していない事が原因の一つです

幕内のストーブ使用は、可燃物に着火させてしまう危険性を大いに孕んでいます

ストーブの位置は必ず把握し、常に目に見えるところに置く様にしましょう。

そして可燃物から離し、テントそのものも含めてテント内にあるものは簡単なことですぐ燃えてしまうという意識を持っておく事が大切です。

 

就寝時のストーブの取り扱い方

就寝時のストーブについてですが、つけたまま就寝される方もいらっしゃるのですが私は就寝時はストーブを必ず切っています

理由は寝ている間に一酸化炭素中毒や火災を引き起こしてしまう危険があるからです。

テントはしっかりと設営したとしても仮設物であってあくまでも簡易的にテントを立てているに過ぎません。

寝ている間に周辺の環境が変わってしまうことも多々あります。

深く寝入っている時に、強風でテントの形が崩れ、つけっぱなしのストーブに天幕が接触して火災になるなんてことも起こりうることです。

電源サイトで電気式のセラミックファンヒーターを使用できるサイトもありますが以上の事から電気であっても就寝時は電源を切る方が良いでしょう。

 

就寝時にオススメのアイテム

就寝時にストーブを消してしまうと途端にテント内が冷えてきてしまいます。

寝付くまでは暖かでも、寝ている間に冷えてしまい、すぐに目が覚めることもしばしば。

そうならない為のオススメアイテムをご紹介いたします。

電気毛布とポータブル電源で朝まで暖か

就寝時、下から冷気が上がってきてテント内は底冷えしてしまいますよね。

その底冷え対策として、電気毛布をオススメします。

電気毛布は消費電力が50Wくらいなのでポータブル電源と電気毛布の組み合わせがオススメです。

ポータブル電源なら予め充電しておけば電源が要らないので、電源サイトである必要もなく就寝中はずっと使用する事ができます

以下にオススメのポータブル電源と毛布をご紹介いたしますね。

Jackery 400

 

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やはりバッテリーは高価なので最小限必要な容量で行くならこのJackery 400が適しています。

50Wの電気毛布であれば8時間は使用できますし、重量が4.1kgしかないので持ち運びが非常に楽です。

バッテリーはどうしても容量に応じて重量が嵩んでしまうんですが電気毛布を使用したいという目的からするとこのポータブル電源の容量が最低限必要になるでしょう。

 

Anker PowerHouse II 800

こちらの電源は容量が778Whもありますので電気毛布はおろか他の機器を充電する為の容量を十分に備えています。

電気毛布だけではなくPCやスマホのバックアップ電源だったり照明など電気を色々と使用したい方にとってはこちらが断然使いやすいです。

ですがその分値段が高くなるのと重量が8.3kgと先の物と比べて倍ほど増してしまうのでそことの折り合いをつけなければなりません。

 

Sugiyama 電気敷き毛布

 

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消費電力55Wの敷き用毛布です。

温度を調節できるので快適な温度に保つ事ができます。

丸洗いできるので清潔です。

コットの下は空間になっているので地面側が寒い事が多いです。

グランドシートを敷いて更にマットを敷いて就寝する場合でも地面からの冷たさが伝わってきて寒いんですよね。

この毛布ならホットカーペットの様に敷いて使えるので地面側が暖かくなり、とても安心感が得られますよ。

シュラフの性能を見直す

電気毛布だけでは寒さが凌げない方はお持ちのシュラフを一度見直してみるのもいいでしょう。

シュラフは綿やダウンの量によって対応できる温度が違うので、対応温度を低いものにすれば電気毛布なしでも夜を明かす事が可能です。

登山で使用する際は携帯性も考えて収納時にコンパクトで軽いダウンのシュラフがオススメですが、非常に高価なものが多いです。

登山ほど持ち物に制限されないキャンプで使用する際は化学繊維のものを使用するのが機能的にも問題がなくリーズナブルでオススメです。

オススメのシュラフをご紹介いたします。

コールマン マミー型

 

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かなりお値段がリーズナブルなマミー型のシュラフです。

お得なお値段の割に-18℃まで使えるという脅威のスペックを誇ります。

シュラフの値段も性能もピンキリで何を選んだらいいか迷いますよね。

このシュラフであれば冬季の入門用寝袋として十分な能力を発揮するでしょう。

まだ寝袋をお持ちでない方はまずはこれから始めてみるのをオススメします。

スノーピーク セパレートシュラフオフトン ワイド

こちらはゆったりした封筒型のシュラフです。

上と下を分離させお腹だけに掛けて眠ることもできますので、オールシーズンに対応できます。

シュラフも冬用だけじゃなく、一枚でオールシーズン使いたいですよね。

このシュラフならさまざまな使い方ができますのでまさにオールシーズン対応シュラフといったところです。

封筒型なのでゆったりしていますから、寒ければ電気毛布を中に入れて使用したり工夫次第で真冬も暖かく使用できます。

インナーシュラフを用意する

すでにシュラフをお持ちの方で性能に不安のある方はインナーシュラフがオススメです。

薄めのシュラフを使用されている方の場合はインナーシュラフを使用すればオールシーズンを一つのシュラフで賄えることになります。

私もシュラフはオールシーズン用に薄めのものを持っていて、冬季はインナーシュラフを利用して寒さを凌いでいます。

オススメのインナーシュラフをご紹介いたします。

インナーシュラフ スティンベル

フリース素材のインナーシュラフです。

封筒型に対応しているので、割とゆったりとしています。

通気性もしっかりありますので蒸れずに快適です。

 

インナーシュラフ ベアーズロック

 

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ボアフリースのインナーシュラフで手触りホワホワでとっても気持ちがいいです。

長方形なので封筒型に適していますがマミー型のシュラフにも使用する事ができます。

肌触りがとってもいいので肌触りを重視したい方にとてもオススメです。

 

テント幕内で寝る時にストーブって使える?!快適に眠る為の秘訣とは:まとめ

いかがでしたでしょうか。

テント幕内でストーブを使用する際は一酸化炭素中毒と火災に気を付けなければなりません。

就寝時は火災と一酸化炭素中毒予防の観点からストーブは必ず消すようにしましょう。

就寝時の寒さ対策にはポータブル電源と電気毛布のセット使用とシュラフの最適化が有効です。

ぜひ最適な就寝道具を見つけ快適なキャンプライフを送りましょうね。

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