そんな疑問にお答えいたします。
テント内でストーブを使用していると、結露しちゃって気分が良く無いですしカビが心配ですよね。
私もよくテントを結露させちゃって、その後の乾燥に大変時間を費やしました。
結露さえしなければ、もっとメンテナンスが楽なのに、とよく思いました。
結論から言って、テントはストーブを使用しなくとも人がいれば必ず結露します。
今回はその結露をできるだけ抑える方法をご紹介いたします。
目次
なぜ結露するのか
テントがなぜ結露するのか、それはズバリ、テントの中と外で気温差があるからです。
ではなぜ、気温差で結露が発生するのでしょうか。
それは、天幕付近で空気が外気温の冷えた空気に触れることにより、水蒸気が凝縮し水滴になり、それが天幕に付着する為です。
結露は必ず発生する
テント内には人間という、熱や水蒸気を発生させる生き物がいるので、外界よりも気温は確実に上昇します。
ですので結露は、ストーブを使う、使わないにかかわらず避けて通れない必ず発生する現象なのです。
では結露は防ぎ用が無いのでしょうか。黙って結露したい放題にするしか無いのでしょうか。
真夏に冷たい飲み物を飲むとき、コップに水滴が付いていますよね。
あれは結露と全く同じ現象です。
真冬に冷たい飲み物を飲むときと、真夏に冷たい飲み物を飲むときと、コップにつく水滴の量に差があります。
それと同じように、テント室内と外気温が離れていればいるほど結露の量も多くなります。
結露を防ぐ方法はあるのか
それでは結露を防ぐ方法はないのでしょうか。
端的に言うと、結露を和らげる方法ならあります。
結露を完全に防ぐと言うのは、テントという物の構造上、どうしても不可能なことなのです。
結露を和らげる方法ならある
結露を完全に防ぐとまでは無理でも、結露を和らげる方法なら複数の方法があります。
どれにも言えることですが、つまりは空気中の水分量を減らせば結露を減らす方向に働きます。
今回は空気中の水分を減らす方法をいくつかご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダブルウォール構造のテントを使用する
ダブルウォールテントとはフライシートとインナーシートの二層構造になっているテントのことを言います。
二層構造により通気性を確保し、テント室内と外気の間にもう一つ空気の層を作ることで段階的に温度を変化させることにより、結露を和らげる効果があります。
とはいえ、二層構造にすることでインナーシートにつく結露の量は減らすことができますが、その代わりにフライシートにも多少の結露が発生します。
シングルウォールのテントだと、気温差が大きければシートがビシャビシャになるほど結露することもあります。
ダブルウォールだとその分、結露もビシャビシャというほどでもなくなります。
これは、その後の乾燥に必要な時間に大きく関わってくるので、その後のメンテナンスのことを考えれば、ダブルウォールの方が良いでしょう。
オススメの二層構造のテント
それではここで、オススメの二層構造のテントをご紹介いたします。
実際の使用感も含めて、お伝えしていきますね。
スノーピーク アメニティードームS
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超有名メーカースノーピークのキャンプ入門用テントです。
前室が広いのでテーブルを置いたり、椅子を置いたりしてくつろぐことができます。
スノーピーク製品の中ではかなり安価なテントなので入門用としてちょうど良いです。
キャンプを始めてみたいけどテントに何を選んだらいいかわからない方も多いですよね。
そんな方にはこのアメニティードームがオススメです。
キャンプに必要な耐候性、ユーティリティーを備えているので不満なく使用することができるでしょう。
オガワテント ステイシーST-2
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戦前から続く老舗のテントメーカー、それがオガワテントです。
余裕のある前室にテーブルや椅子を置いて使用することができます。
耐水圧も1800mmあり急な雨にも十分対応できます。
テントとかキャンプに欠かせない肝心な物は信頼性の高いものがいいですよね。
設営中にテントの大事な部分が壊れてしまった、ではキャンプもできなくなりますからね。
オガワテントなら100年続く安定性と信頼できるクオリティがありますので安心して使用することができます。
ダブルウォールのテントは意外と設営も簡単なものが多いので初心者の方にもオススメです。
サイズが大きいテントを使用する
他の方法としては、使用する人数よりも2~3人以上サイズの大きいテントを用意します。
室内の容量が大きくなればその分許容できる水蒸気の量も多くなります。
ですので同じ人数で人数ちょうどのテントと、人数より2~3人以上余裕のあるテントを比べると人数に余裕のあるテントの方が結露が少なくなります。
寒い冬のキャンプ、テント内でストーブを使用したいですよね。
ストーブを使用しようとすると、場所の関係から必然的に人数多めのテントを用意することになります。
ですので、テントのサイズ感にこだわりがなければとにかく大きめのテントを用意するのがオススメです。
オススメの大きめテント
それではここからは、オススメの大きめテントをご紹介いたします。
大きめでも設営が簡単なものを選びましたのでご覧ください。
グランドキャニオン インディアナ
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大きなベル型のテント、それがインディアナです。
ペグを結構打ち込む必要がありますが、ワンポールと同じくポールを一本立てるだけなので構造が分かりやすく、簡単に設営することができます。
ベンチレーションも大きな開口部がありますので夏でも涼しく過ごせます。
寒い日のキャンプ、暖房を使用しながらテント内をリビングとしてゆったり使用したいですよね。
このテントは内部がかなり広いので大きめのリビングとして十分使用することができます。
グランピングのようなキャンプを楽しめそうですね。
大きめのテントにすることによって結露が少なくなれば使用後の乾燥も時間がかからず楽でいいです。
ビショビショになってしまうとどうしても乾燥に時間がかかってしまいますからね。
晴れならまだしも、曇りの日だとなかなか乾かないものです。
テント生地にコットンやポリコットンを使用する
生地によっても結露具合が変わってきます。
ポリエステルは雨には強いのですがその反面透湿性が悪く、テント内で発生した蒸気を外に逃すことができません。
コットンは雨には弱いのですがその反面透湿性が高いので、テント内で発生した蒸気をテント外へ逃すことが可能です。
コットンではもしもの雨の時に対応できないと思われると思います。
そんな時は、ポリコットンという素材のテントをオススメします。
ポリエステルの雨に強い特徴とコットンの透湿性という特徴を二つとも手に入れた生地なので、雨が降っても安心です。
オススメのコットン、ポリコットンのテント
それではここからは、オススメのコットンとポリコットンのテントをご紹介いたします。
雰囲気の良いものを選びましたのでご覧ください。
ノルディスク アスガルド7.1
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グランピングによく使用されるテントメーカー、ノルディスクのテントです。
グランピングに使用されるだけあって、雰囲気は抜群にいいですが、値段が高いのが辛いところです。
ですが雰囲気は抜群ですのでこのテントを使ってのキャンプは最高に映えます。
さらに雰囲気を高めたくて、テント内で薪ストーブを使用したいですよね。
そんな時は煙突を突き出すための穴を自作しないといけませんが、穴の開け方を動画で上げている方は結構おられますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
煙突を突き出して、雰囲気抜群のおしゃれなキャンプをしたいですね。
マウントスミ ストーブテント ノナ T/C
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薪ストーブを楽しむ為のテント、それがノナT/Cです。
薪ストーブを好みのレイアウトにできるよう、煙突の突き出し口は6箇所も空いています。
生地も熱に強いので、安心して薪ストーブを楽しめますね。
煙突の突き出し口がついてるテントも結構ありますが、薪ストーブの為に考えられたテントって、意外と少ないように感じます。
色も灰色で意外とない色ですし、落ち着いた色でとても雰囲気がいいですよ。
ワンポールなので設営も分かりやすく簡単なので、初めての方にもオススメです。
この生地のテントにはおしゃれなものが多いです。
生地自体は重いのですが、その分耐久性が高く、しっかりしているのでオススメです。
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薪ストーブを使用する
意外なのがこれ、テント内で薪ストーブを使用することです。
薪ストーブは燃焼する時水分を出しません、正確にいうと燃焼したガスは煙突の中を流れて外に行きます。
そして吸気するのは外の乾燥した空気を吸気する為、テント内が意外にも乾燥するので結露は少なくなります。
薪ストーブが換気扇の役割を果たすわけですね。
寒い季節の夜、薪ストーブの灯りを見ながらのキャンプは特別なものを感じますよね。
ですが注意してほしいのは、必ずテント内の換気が確保できているかです。
換気が不十分だと一酸化炭素中毒に陥り、最悪の場合死に至る危険もありますので必ず換気は確保しましょう。
オススメの薪ストーブ
それではここからは、オススメの薪ストーブをご紹介いたします。
私自身が火を見るのが好きなもので、火がよく見えるものを選びましたのでご覧ください。
ウィンナーウェル ノマドビュー S
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ステンレス製の小型の薪ストーブです。
側面がガラスになっており、薪の燃える姿がよく見える構造になっています。
薪がよく見えるので薪をくべるタイミングもわかりやすいです。
寒い夜のキャンプ、薪ストーブの暖かな炎に癒されますよね。
ノマドビューは薪の見える部分も大きいので火を見たい方には打って付けです。
ストーブを見たまま動けなくなってしまいそうになりますよ。
TOMOUNT チタン薪ストーブ
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チタン製の軽い薪ストーブです。
コンパクトに折り畳めるのが特徴的で、荷物として嵩張りやすい薪ストーブですがこの薪ストーブは嵩張りません。
そしてチタン製なので、火が入ると独特の焼き目をつけます。
自分用に育てる感覚が楽しいストーブです。
ソロでキャンプする時は、できるだけ荷物を減らしたいと考える方も多いと思います。
そんな中でも薪ストーブを楽しみたい、そんなあなたにはこの薪ストーブが打って付けです。
火もよくみえるので薪の燃える暖かな炎を見ながらソロキャンプを楽しむことができます。
ちなみにガスや灯油のストーブだと、燃焼時に水分も発生する為、テント内は結露してしまいます。
テントのその後のメンテナンスも考えると、以外にも薪ストーブがカラッと使えてその後の乾燥が楽になります。
なる程納得!!お気に入りのテントとストーブを結露から守るには?!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
繰り返しにはなりますが、結露を完全に防ぐ方法はありません。
ですが和らげる方法はあります。
方法としては、
- 二層構造のテントを使用する
- サイズの大きめなテントを使用する
- コットンかポリコットンのテントを使用する
- テント内で薪ストーブを使用する
でした。
以上のどれかの方法をとれば、結露は必ず少なくなります。
ぜひお気に入りの方法を見つけてくださいね。
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