そんな疑問にお答えします。
七輪と言うと古く昔の調理器具なんていうイメージがあると思いますが、最近バーベキューで七輪を使う人が多くなってきています。
私もその一人です。はじめ、七輪といえば一酸化炭素中毒になるという怖いイメージがありました。
七輪の魅力を知ってから、七輪で焼く肉や魚、野菜は遠赤外線効果でさらにおいしく感じるのです。今では虜になっています。
確かにテント内での七輪の使用は大変危険ですが、しっかり注意点を守れば【簡単に】そして【おいしい】バーベキューを楽しむことができます。
今までバーベキューコンロを使用していたという方も、一度七輪の魅力を知ってしまったら手放せなくなるかも。
七輪を使用すると、一味違ったお食事を楽しむことができますよ。
目次
七輪のココがいい
原料は主に珪藻土でできています。
断熱性が高く赤外線の発生量も多く、熱効率が良いため保温効果も高くなるのが七輪の特徴です。
炭の量が少なくて済む
七輪は少量の炭でバーベキューを楽しむことができるのです。
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ポイント
七輪は熱を持つと遠赤外線を放出するため、炭の量が少なくてもしっかり焼くことができる
バーベキューコンロは熱伝導が良いため、熱が外に逃げて行ってしまうのですが、七輪は熱を蓄えることができ温度を維持することができます。
さらに遠赤外線が放射されているので、高温を維持することができます。そのため、少ない炭でもしっかり焼くことができるのです。
炭の消費が最小限で済むし、燃料費を抑えられるところがメリットですね。
安く手に入る
七輪は焚き火台やバーベキューコンロに比べ安く手に入ります。安い上に長持ちするのでコスパ抜群です。
ちなみに七輪には「切り出し」タイプと「練り」タイプ2種類あります。
メモ
切り出し
珪藻土を塊のまま切り出したものを削り、そのまま焼き上げるものです。
作るためには熟練した技と労力が必要なので大量生産はできません。そのため値段は高めです。
しかし、珪藻土の組織が破壊されないので、ひび割れにくく長持ちします。
内部に空気の層があるので、断熱性と軽量性にも優れています。
しっかり使い方を守り、大切に使えば一生ものです。
練り
一度粉砕した珪藻土を型にはめて固めたものです。
一度砕いているので切り出しタイプよりもひび割れる可能性が高いのですが、安価で手に入ります。
一般的に出回っている七輪は練りタイプのものが多いです。
七輪を使用したことがない方は、練りタイプを購入しお試しで使用してみるのも良いと思います。
私は練りタイプのものしか使用したことがありません。練りタイプのものでも十分に使えています。
七輪は長年使用してもあまり劣化しないのもポイントです。何年も同じ七輪を使用している方も多いですよ。
片付けが楽
七輪は使用後の掃除は基本的に不要です。汚れにくく、水洗い不要なので片づけがかなり楽ですよ。
よくあるバーベキューコンロは、使い終わった後に洗ったり汚れを落としたりしないといけないですよね。
七輪は掃除をするとしても汚れたところを布でさっと拭く程度でOK。
私は海でキャンプをするときによく七輪を使用しています。
キャンプ場のように設備が整っていないのでできるだけ片づけを楽にしたいという理由です。
バーベキューコンロを使用するときもありますが、片付けをする頃には遊び疲れてもうバーベキューは当分やりたくないという気持ちになります。
準備にも片付けにも時間がかからないので、気軽にバーベキューを楽しめます。
七輪でのバーベキューならバーベキューコンロとは違い、組み立てたりする必要がないためすぐに使用できるのも良いですよね。
さらに片付けのことを考えなくても良いので存分に楽しめます。
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七輪の選び方とおすすめの調理法
肉や野菜、魚も七輪を使用して調理すれば一味違った仕上がりになります。
七輪にも種類があり、それぞれに特徴があるのでご紹介します。
丸形
七輪のなかでスタンダードな形のものです。焼き面は大きくないため、少人数向けの形です。
こんな方にオススメ
- 少人数でバーベキューする場合
- 鍋やプライパンで調理したい方
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1人で使用する場合は直径14~16cm、2名~3名は直径21~25㎝のものがオススメです。
4名以上の場合は2~3個の七輪を用意するか、角型を使用するようにしましょう。
私は丸形を持っています。少人数で気軽にバーベキューする際には本当に楽です。
一度にたくさんの食材を焼くことはできませんが、私はビールを飲みながらつまむのでちょうどよいのです。
ちなみに七輪で焼いて一番おいしいと思ったのは【干物】です。オススメです。
角型
横長で焼き面が広いのが特徴です。
多くの食材を乗せることができますし、長い食材も均等に火を通すことができます。
こんな方にオススメ
- 大人数でのバーベキューにオススメ
- さんまやトウモロコシなど長い食材を焼きたい方
- 卓上で使用したい方
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丸形よりも炭を多く使用しますので大人数での使用がオススメです。
火力が1点に集中せず分散するためフライパンや鍋での調理は不向きです。
丸形と角形のいいところどりをした正型もあります。
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焼き物はもちろん、七輪の大きさにもよりますが鍋やフライパンも使用可能。
さらに卓上でも使用することができるものです。
ココに注意
七輪を使用するときの注意点をご紹介します。
一酸化炭素中毒に注意
炭を燃やすことで一酸化炭素が発生します。しっかり換気できている場であれば問題ありません。
ニュースやドラマでよく見るせいなのか、【テントで七輪を使用=一酸化炭素中毒死】という怖いイメージがありました。
テントの中は空間が狭く、換気が不十分であるため一酸化炭素中毒になる危険性があるのです。
しかしキャンプの際に友達が七輪を持ってきて、そこで焼いた肉や魚がおいしすぎて七輪の虜になりました。
しっかりと注意点を理解して使用すれば、最高に楽しいキャンプをすることができます。
水洗いNG
珪藻土の七輪は水に弱いため、消化の際に水をかけてはいけません。
なぜ水をかけてはいけないのかというと、七輪が熱々の状態なのに急に水をかけ、冷やされる状態が七輪にとっては大変負担なのです。
私も一度かけてしまったことがありましたが、高熱状態でなかったため無事でした。
汚れた場合は、布で軽く拭いたり炭を払うだけでOKです。
ひび割れたり、劣化の原因となりますので水はかけないようにしましょう。
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衝撃を与えないように注意
珪藻土は衝撃を与えると割れてしまいます。
落としてしまったりして、強い衝撃を与えてしまうと一度でひび割れが起きてしまいます。
また、車の振動などで繰り返される振動でも、ひび割れが起こってしまうのです。
七輪をケースに収納すればひび割れる可能性を減らすことができます。
車内も汚れないですし、網や軍手などアイテムも一緒に収納しておくことができます。
七輪で炭火BBQ!テント泊キャンプで人気上昇中「七輪」の魅力は?:まとめ
七輪のココがいい
- 炭の量が少なくて済む
- 安く手に入る
- 片付けが楽
七輪の選び方とおすすめの調理法
- 丸形 : 少人数でのバーベキューにオススメ
- 角型 : 大人数でのバーベキューにオススメ
ココに注意
- 一酸化炭素中毒に注意
- 水洗いNG
- 衝撃を与えないように注意
七輪はおいしくなるだけではなく、準備や片づけも楽なのもオススメするポイントです。
今までバーベキューコンロ派だったという方は一度七輪で食材を焼いてみてくださいね。