
日帰りや山小屋泊でも、昼ご飯など外で調理している方は想像しやすいですが、屋外調理が初めてという方もいらっしゃるでしょう。
せっかく非日常を過ごすのです。山ご飯はぼんやりと想像しているより遥かに多くの事ができ「え?こんなものも作れるの?」という発見があります。
ここではテント泊でどのようなご飯を作って食べることができるのか、食の確保に関する準備、注意点などをお伝えします。
登山でどんなご飯作ろうか?
山小屋の食事を卒業して、自分でご飯作っていく時ってワクワクが最高潮じゃありませんか?これから調理器具も少しずつ増やしていきましょうね。

デイキャンプでは自宅やキャンプ場の炊事場で下ごしらえができたり、食材もいろいろなものが使えますね。
テント泊となると少し制限がかかる部分もありますので学んでいきましょう。

一例紹介してみましょう。
【当日朝~のご飯一例】
・当日朝:赤飯・味噌汁・唐揚げ・サラダ
家で食べるからバランスが取りやすい。赤飯やおこわなどもち米は消化がゆっくりで腹持ちが良い。
・昼:赤飯おにぎり・カップラーメン
朝の赤飯をおにぎりにして持っていく。ラーメンで更にカロリーと塩分補給。あとは時間短縮目的。
・夜:ご飯・焼ウィンナー・野菜とわかめ追加のスープ
コッヘルなどで炊飯。持ってきた加工肉でタンパク質補給。
フリーズドライの卵スープに乾燥野菜とわかめを入れて具だくさん体のメンテナンススープ。こんな感じかな。
【ちなみに翌日朝】
前夜に多めにご飯を炊いておく。それを朝からわかめスープと一緒に雑炊にして食べる。
早朝だし寒いことも多いのでなかなか食が進まないかもしれませんが「食べない」という事は避けてください。シャリバテが起こります。
【そして昼】
わざわざ腰を据えずに、歩きながらや休憩時間に行動食などで栄養補給を済ませることもあるので軽めなことも多いです。
テント泊ご飯何作る?
これから自炊が始まっていく人に「どんな食事作りたい?」と尋ねてみると、以下のような意見が多いようです。
- パスタ・カレー・ラーメン
- みんながやってる雑炊
- ステーキとかウィンナーとか
- 夜の宴会
- 米から炊飯
- 炊き込みご飯
- 焼きそば
- 鍋
- 山で淹れたコーヒー
- スイーツも作りたい
- ピザ
- 火を使わなくていいごはん
- 組み合わせてアレンジしたり、調味料変えて食べ物が変わるとか。
やりたいことをやってみるのがいいですよね。そこからの発見が大切です。
「夢が膨らみます」よね。私もしょっちゅう山に行っているわけではないので、「夜は何にしようかな?」って楽しみがあります。
と言っても、1泊の時にはほぼ宴会になるんですけどね。
実際に何作ってる?
テント泊に行かれる方はこんな感じで作っていることが多いようです。
- ご飯・パン・パスタ・麺・すし
- 味噌汁・フリーズドライスープ
- 鍋の素でいろいろ
- 肉・缶詰魚・加工肉など
- 乾燥野菜や海藻入れて具だくさん
こういったものを組み合わせて食事を作っていることが多いです。フリーズドライの種類も豊富になりましたし、泊数が多くなければレトルトもよく使われています。
山男たちの声
- 夜は米を2合炊いて缶詰のオカズ。翌朝は余ったご飯で雑炊が多いです。昼は極力小屋食を利用し、利用できない場合はカップ麺か行動食で済ませます。
- 食べ物は荷物になりますね
- 泊数が増えるといかに食料をコンパクトにするかに頭を悩ませます。
- 三食なんて山じゃ食べないなオレ
- インスタント食品を1日一 回程度。あとは飴やチョコ。カロリーメイトとか。水分はスポーツドリンク。
【出展引用:Yahoo!知恵袋】
山男たちはもう「山ご飯」がメインではなく、登ったり泊まったり、眺めたり感じたりそれぞれの思いが目的なのです。
それを達成するために、ご飯は簡単で効率よく摂るようにしているのですね。
それはそれ。これはコレ。経験が少ないからこそ食事は楽しみなんです。それでいいんですよ。
こんなこともできるみたい
ここでは、アレンジの効いたご飯を紹介します。
(コッヘル餃子)
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これはなかなか思いつかないかも。小籠包とかされている方もいますよ。
(いろんな盛り付けもできますね)
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炊いたり、焼いたり、温めたり、混ぜたりいろいろな使い方ができますね。
(コッヘルアヒージョ)
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これまたおしゃれですね。まだ私もやったことがありませんが、屋内でやるのとは違ったおいしさがありそうですね。
(メスティンチーズケーキ)
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なんと、こんな使い方もあるんですね。テント泊というよりはキャンプとかのほうが需要がありそう。
(固形燃料で自動バナナケーキ)
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固形燃料でいろいろなことができますが、まさかここまでできるとは思っていませんでした。
(固形燃料でメスティン自動炊飯)
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バーナーですることが多いですが、固形燃料でもできるんですよね。風で加減が変わるので風に気を付けたほうがいいです。
固形燃料をザックに入れておくのは有効ですね。
(シェラカップは汁物だけ?)
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シェラカップもいろいろ使いますよね。暖かい飲み物やスープに使って、そのまま火にかけて温めなおすとか、煮たり焼いたり、時には炊飯までする方もいらっしゃるのです。
珍しいアレンジってどんなの?
(蒸し料理:肉まん)
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ハフハフしたいです。テント泊ではあまりやらないかもしれませんが、家テントとかでやるのはすごく面白そう。
(焼きハフハフ)
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なんと!肉まんのアレンジ品までありました。
(かつ丼)
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揚げて更なる調理。これはもう「ご飯作り」に行かれているのですね。
(ホットサンド)
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おしゃれな感じもイイですね。「日曜の朝食」みたいな感じが素敵。
山に何しに行くかは人それぞれ。「ご飯食べに行く」でもいいではありませんか。自分流の山ご飯を見つけてくださいね。
食事計画と献立表
テント泊の食事は「いつ」「何を食べる」ということを、きちんと計画していきましょう。アバウトにしていて「足りない」じゃ済みません。
「献立表(レーション表)」と「準備するもの」をリストアップして進めていきましょう。
特に山小屋が少ない、山小屋がないというところに行くときには事前準備をしていかなければ、自分だけでなく他の方にも迷惑をかけます。
レーションとリスト
【出典引用:YAMAHACK】
紙に書き出すと一目瞭然です。頭の中だけでなく書き出してくださいね。
私は忘れやすいのですぐに書きます。普段から書いてます。山に行ってから「だった~忘れた~」となると残念至極ですから。
テント泊調理の注意点
自宅と違ってテント泊での調理は、環境が大きく違って不便なものです。気を付けなければならないこともありますので紹介します。
注意すべき4点
- 【短時間】テント泊はそんなに暇はない。燃料も節約したいから短時間でやれることが望ましい。
- 【傷みにくいもの】冷蔵庫無いから生ものは避けて。肉なら加工肉とか。王道野菜(人参・ジャガイモ・玉ねぎ)がいい。
- 【栄養価の配慮】時短で痛みにくいとなると「ラーメン」とかになる。でもそれだけじゃ持たない。炭水化物・たんぱく質・脂質・ミネラル・などにも配慮して準備を。
- 【軽くてかさばらない】まずは乾燥しているものがベスト。米よりアルファ米。袋ラーメンより棒ラーメンなど。
食中毒予防や体調管理面からも重要なことですので気を付けましょう。救急車は来ません。
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時短術や知恵
テント泊は食事だけではありませんよね。早発早着の基本があります。朝は4時起床、15時着というのは基本でハードす。
テント場の広さも様々ですし環境も違うので、テント張りや水汲みでも時間はかかるものです。そのため調理の時短術や体のメンテナンスを紹介します。
- 夕食の時に多めに作っておく。朝の分まで下ごしらえをしておく。朝は昨夜の残りご飯で雑炊とかにすれば時短できるのでいつもやってます。
- 自宅で野菜カットの下ごしらえをしてくる。食材は1食分ずつ家で分けておく。今は乾燥野菜やフリーズドライ品も多いので活用。
- 乾燥わかめってほんのり塩味があるんです。そのまま食べたら癖になりますよ。ミネラル補給に食べてます。
標高高いときに脱水には気を付けてね。
寒冷地や標高が高い場所ではのどの渇きを感じにくいものです。体はそういう造りになっているのです。脱水症状が出始める前から、こまめに水分補給をしておきましょう。
疲れをとるための酢とかクエン酸のものとかイイね。
「すしのこ」を持って行かれる方が多いですね。酢のクエン酸が疲労回復効果があるのです。
なので梅干しにも同様の効果があります。ミネラル補給にもなるので私は必携品です。
食べないとか無し。シャリバテ予防で行動食もね。
まずもって「食べない」という事は無しです。シャリバテ(ハンガーノック)と言われる低血糖状態になって、場合によっては死に至ります。
早朝の困りごと
「朝ごはん食べたくない」「のどを通らない」などを訴える方もいます。
私、まずはホットココアを飲んでお菓子を少し食べて、それから雑炊作ってみる。という流れです。人によっては以下のような悩みがあるようです。
「朝ごはんで火使いたくない」という内容でベテランさんに聞いてみました。
ポイント
(Aさん)
ご飯じゃないですが〜マッシュポテトや片栗粉など山専ボトルのお湯を利用したらそこそこのものが出来そうです。
あと、フルーツゼリーや甘食や乾パンやゴマスティックやパンなども利用しています。
(Bさん)
山で必要な補給はカロリーとたんぱく質です。味や食感は二の次三の次です。火を使わないならレトルト、缶詰、パン、シリアル。カロリーの高い菓子類も有効です。
バターや砂糖を使っている洋菓子系は軽量でハイカロリーです。まぁご自分で好みも勘案していろいろと試して見ましょう。
(Cさん)
・夕飯時に翌日朝昼分も一緒に米炊いておにぎりにしておきます。朝はテント撤収して出発し、歩きながら食べます。
(Dさん)
・バゲット(具材の入っているパンはその具材が傷みます)、レトルトやシールされたハム、ベーコンなどの加工食品、チーズ、植物油脂カレールーなら温めずに食える前提です。
【出典引用:Yahoo知恵袋】
長時間でかなりの運動量となる登山ですので、起床時に食べられなくても歩きながらでも食べるようにしましょう。また、行動食も重要ですよ。
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連泊での栄養の偏り



- 普段から野菜や海藻類をきちんと食べていれば問題ありませんし、テント泊の時にも乾燥食材で十分補えるので重宝しています。
- サプリはマルチビタミンやミネラルミックスなどが有効です。
完全食品ゆで卵の活用
これはかなり有効な方法です。生卵は割れやすさから持ち運びには不向きですが、ゆで卵はなかなかの働き者です。
何せ卵は完全食品といわれるほどですから。数が多いと重量が増しますが、何個か持っていると「あれ?バランス崩れた?」ってときにパクっと食べれるのがいいです。
固くゆでて殻付きで保存したゆで卵は、冷蔵(5℃)で約2~3ヶ月、10℃で約3週間、室温(25℃以上)で約3~7日持つとされています。また、殻をむいた場合は殻付きのゆで卵より1/3~1/2ほど賞味期限が短くなると言われています。
【出展引用:暮らし二スタ】
テント泊登山の食事を究明【記念すべき1食目】メニューは何にする?:まとめ
テント泊での食事についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
人間の活動にはエネルギーが必要です。行動時間の長い登山ですので、かなりのエネルギーを消費します。
食事の計画をきちんと明確にすること、食事に関して気を付けることをお伝えしました。
食事の事例などを通して献立の紹介や、アレンジできるものや変わり種なども紹介しました。何より、体調不良を起こさず過ごせることが大事です。
まずは、夢膨らむテント泊での食事を楽しめることを願っています。
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